13年間人を殺し続け、その肉を食していた史上最悪の殺人犯「ジェフリー・ダーマー」

犯罪率が非常に高いことで有名なアメリカにて、かつてあまりにも惨過ぎる連続殺人事件が起きました。

その事件こそが、今回紹介する「ミルウォーキー食人鬼(別名:ミルウォーキーの殺人)」です。

この事件の犯人は「ジェフリー・ダーマ―」と言う人物で、1978年から1991年にかけて17人もの青年を殺害し続けたのです。

彼の行動はそれだけにとどまらず、殺害した青年を「死姦」「死体切断」「死体を食す」「性奴隷ゾンビ作成」「脳みそに穴をあけてその中に塩酸や熱湯を注ぎこむ」といったサイコパス行動をしていたのです。

今回は、そんな「ジェフリー・ダーマ―」が起こした「ミルウォーキーの食人鬼(別名:ミルウォーキーの殺人)」について詳しく解説していきたいと思います。

「ジェフリー・ダーマ―」の生い立ちについて

1960年5月21日、ウィスコンシン州ミルウォーキーで、父親ライオネルと母親ジョイスの長男として誕生します。

幼いころの性格は、ジッとしていられないタイプで、たくさんのことに興味を示すような子供だったそうです。

父親は時間があれば体当たりをして遊んでいたのですが、母親は精神的に不安定であり、大量の薬を飲み自殺未遂を起こしたこともあったそうです。

「ジェフリー・ダーマ」が生まれた時の父親はまだ大学生であり、父親が博士号を取得した後にオハイオ州バスに移住しました。

森が広がった広大な敷地に住み始めたのでした。

8歳になったジェフリーは引っ込み思案な少年になっており、他の子どもと交流するのを苦手としていました。

10歳の時に母親の精神状態がさらに悪化し、入院治療を始めたそうです。

ちょうどそのころから両親は不仲になってしまい、その影響は次第にジェフリー自身にも大きな影響を与え始めるのでした。

さらに悪化するジェフリーの心身

ェフリーはさらに年を重ね15~16歳を迎えることには、動物の体の中身に興味を示すのです。

国道沿いを歩き、交通事故死してしまった野生動物の死体を集め、庭で腹を切り刻み解剖するのです。

興味はそれだけにはとどまらず、大型犬の肉をそぎ落とし、骨を漂白し1から組み立てようとしたりもしたのです。

そして、思春期を迎えたジェフリーは恋愛的感情や性的感情が異性ではなく同性に引かれていくのです。

さらに、死体にまで性的興奮を覚えるようになったそうです。

ジェフリーが抱いている同性の性的感情は、「男とセックスがしたい」ではなく「意識のない男と横たわりたい」「男をばらばらにしたい」と言うものだったそうです。

高校時代になると・・・

高校時代になると、ジェフリーは自分の心にある疑問や不快感を誰にも打ち明けることができずに、悩み続けます。

この悩みを解決するために、ジェフリーは酒に逃げるようになったのです。

学校で生活では規則正しくまじめな生徒を演じていたのです。

そんな彼には心を許せるような親友はいないに加え、両親の不仲によって自身の心の中と性癖にさらに苦しんでいくようになります。

高校卒業時には他人には心を閉ざしてしまい、何を考えているのかさえもわからなくなってしまったのです。

「ジェフリー・ダーマ―」による最初の殺人からその後

1978年の夏、ジェフリーは高校を卒業と同時に両親は離婚します。

18歳になったジェフリーは一人広い家に住むことになり、これまで貯めてきた自身の妄想や性癖を実行に移す時だと確信したのです。

初めての殺人

ジェフリーは酒場で飲んだ帰りに、当時19歳の「スティーブン・ヒックス」に「うちでマリファナをやろう」と持ち掛けます。

ベッドルームに連れ込み酒を飲み、楽しい時間を過ごします。

スティーブンが帰ると言い出すとジェフリーは焦り、衝動的に彼の頭を鉄アレイで殴ってしまいます。

喉を抑えると窒息死させてしまったのです。

ジェフリーは最初は動揺しましたが、次第に性的興奮が自分の中から湧き上がってくるのを感じます。

とりあえず、その場で「マスターベーション」を済ませ、死体は床下の隠します。

翌日ハンティングナイフを購入し、死体をバラバラにします。

腹を裂き、内臓を目にした瞬間、彼の中から再び性的興奮が湧き上がってくるのを感じたそうです。

そして、ジェフリーはしばらく自慰行為にふけくれます。

遺体を捨てようとしたが、様々なトラブルがあり、家に戻り再び床下に隠します。

しかし、自慰行為のネタにするため頭部だけはキレイにあらい残しておいたそうです。

父親が家を訪れた!?

そんなこんなで2か月後、父親が家を訪れジェフリーと暮らし始めたのです。

父親はジェフリーがアルコール依存に陥っていることに気づき、治療するためにリハビリやカウンセリングを受けさせたが治ることはありませんでした

父親の勤め先の大学へ進学させたのですが、酒におぼれる日々が続き退学。

その後、父親は軍隊に入隊させたのです。

人体を学ぶ、規律の正しい生活をジェフリーは気に入り、一生懸命になり頑張ったそうです。

しかし、ドイツ駐留中に、再びアルコールに手を出してしまい、任務が遂行できなくなるほど泥酔するようになってしまったのです。

そんなジェフリーは兵役満了を迎える前に除隊となってしまったのでした。

補足

彼がドイツに駐留している際に、基地周辺で立て続けに殺人事件が起きたという。

彼曰く「自分はやっていない」と主張している。

果たして真実は・・・?

抑えられたはずの欲望だが・・・

軍を除隊となった後、ジェフリーはマイアミで1年という少しの間を過ごします。

しかし、金がそこをついてしまったため父親のところに戻ります。

この時、ジェフリーは家族が出かけたすきに、スティーブンの骨を取り出し、粉々に砕き森の中にばらまいたそうです。

その安心からか、以前にもまして酒の量が増えたそうです。

見かねた父親は、祖母と二人で住んでみてはどうかと提案すると、ジェフリーはその提案を受けるのです。

その際に、自身の中に秘めている空想とアルコール中毒を治し、教会に通ったりチョコレート工場に勤めたりと2年間落ち着いた生活を送っていたのです。

しかし、再び悪夢がおそう・・・

1986年、図書館で読書をしていると若い男が近寄ってきて

手渡されるメモ

「フェラチオしてほしかったら地下のトイレに来てくれ」

と言うメモを手渡されました。

トイレにはいかなかったものの、彼の心の中では再びあの強い性欲が湧き上がってきたそうです。

しかし、彼は以前の殺人のトラウマから、人間には手を出すことはなく、店から盗んできた男性マネキンに向かって射精したり、少年の死亡記事を見つけては葬式に出向き、遺体を見て自慰行為をするという自制を試みていたそうです。

しかし、人間と言うのは慣れがあり、これだけでは満たされなくなってしまったのです。

ジェフリーはゲイのポルノ店や芸が集まる公衆浴場に通うようになります。

意識を失っている男の横で寝たりしていました。

しかし、他の男に薬を大量摂取させてしまい、入院騒ぎが起こり公衆浴場への出入りが禁止となってしまいました。

ジェフリーはゲイバーやディスコに通うようになります。

彼の被害差となった男性は「黒人やアジア系」出会ったため人種差別的な男だと報じられましたが、彼曰く「たまたまであり人種は関係ない」と断言しているそうです。

ついに、連続殺人鬼へと姿を変える・・・

1987年にジェフリーはゲイクラブで出会った「スティ―ブン・トゥーミー」と一夜をお過ごします。アナルセックスを好まなかったジェフリーは睡眠薬入りの酒を飲まし眠らせるのです。

翌朝、ジェフリーが目を覚ますと腕はあざだらけになっており、スティーブンは殴られた痕跡を残しまたまま死んでいました。

ジェフリーの中には記憶がなかったのですが、彼が殴り殺したのは明白でした。

約9年ぶりに人を殺してしまったジェフリーは動揺するそぶりを見せることなく、キャリーケースに死体を詰め地下倉庫に隠しました。

死体を処分する際、ジェフリーは自慰行為を楽しみながら遺体をバラバラに解体し、生ごみとして捨てたのです。

この事件がきっかけにジェフリーは自分の中にある空想と欲望をすべて叶えようと心に決めたのです。

そして、気に入った男たちを永遠に自分の支配下に置くという究極の欲求を実現するために行動を移し続けたのです。

まとめ

その後、ジェフリーは気に入った男を集めては性的行為を行い、拷問し、殺すといった行動を続けていたのです。

しかし、彼に襲われた男性が逃げ出し警官に助けを求めることに成功します。

ジェフリーの家に警官が入り込むと、彼の部屋には衝撃的な光景が広がっていたのです。

ジェフリーの家の中

死体をバラバラにする過程を移したポラロイド写真約83枚が発見

さらに、冷蔵庫には人間4人分の頭部、冷蔵庫に大量の人肉、ドロドロになった胴体が浸かったドラム缶

その後、彼は逮捕され刑務所に入ります。

しかし、彼は1994年11月28日に刑務所内の囚人によって撲殺されてしまうのです。

34歳という若さでした。

これが一連の事件です。

長いため、すべての被害者の情報を記載することは出来ませんでしたが、この物語は映画化がされているため、すべて忠実に再現されたものが見たいと考えている方は以下のリンクから映画が見れますのでぜひ見てみてください!