意味が分かると怖い話「2つの実験」解説付

今回紹介する意味が分かると怖い話は「2つの実験」という話です。

今回の話の内容は少しぶっ飛んだような要素と「謎」が強めではありますが、謎解きをするような感覚で楽しみながら読み進めてください。

内容の解説もしますので最後までぜひ楽しんで読んでみてください。

意味が分かると怖い話「2つの実験」

とある大学の研究室で二つの実験がおこなわれた。

一つは、「人間は硬く禁止された行為はやってみたくなる」という実験だ。
とある男を密室に一人にして、『絶対押すな』と書かれたボタンを部屋に置き何時間も待った。
男は耐えきれず押してしまった。

もう一つの実験は、「双子は全く隔離された部屋でも互いの感覚がシンクロする」という実験
双子の片方の姉に電気ショックを加えた。
すると、別のとこにいた妹も同じ部分を痛がった。
実験は成功した。

ある一人の生徒が先生に質問した。
「一つめの実験の男も双子ですか?」
先生は男のプロフィールを調べた。
なんと男には双子の兄がいて、その兄は国防大臣だった

解説

いかがでしたか?

おそらくこの話を読んだだけでは全く意味が分からないとおもいます。

そこで今からこの話をなるべく分かりやすく解説していきたいと思います。

この話にはポイントが3つほどあります。

ポイント①②③
①:1つ目の実験で「弟」実験体になっている。

②:2つ目の実験では双子が離れていてもシンクロが可能であるということ

③:実験体である弟には兄がいて、その兄は国防大臣であるということ

どうですか?だんだんわかってきましたか?
1つ目の実験で男は絶対に押してはいけないボタンを押してしまった。
その男の兄は国防大臣であり、お互いが離れていてもシンクロしてしまうため、弟がボタンを押してしまったことにより兄も何らかのボタンを押してしまった可能性があるという話です。
国防大臣であるため、兵器のボタンを持っている可能性も否めませんし、一般人とは違う大きな権限を持っていると思います。
弟がしたことによって、国の存亡を動かす重大な事態を引き起こしてしまった可能性を示唆しているのです。

心理テクニック「カリギュラ効果」

カリギュラ効果とは?

カリギュラ効果とは、今回の話に登場したように「絶対にやるな」と言われたことをやってみたくなってしまうという心理現象です。

やってみたくなってしまう例

・誰にも言うな!絶対見るな!

・押すなよ?絶対に押すなよ!

・許してやれよ→絶対に許さない

・いやなら見るなよ

・違法行為

・アダルトコーナーへの侵入

・ダチョウ倶楽部の「熱湯風呂」に押すなよ押すなよのノリ

などが例に挙げられます。

これを読んでいる読者の皆さんも上記のような経験はありませんか?

背景

ローマ帝国の帝王カリグラをモデルにした1980年アメリカイタリアの合作映画「カリギュラ」が語源です。

その映画の内容が非常に過激であったためボストンなどの一部地域では放映が禁止になりました。

しかし、この放映禁止にしたことによってかえって世間の話題を呼んでしまったことちなみ「カリギュラ効果」と名付けられました。

※参考:Wikipedia

まとめ

いかがだったでしょうか?

話の中に登場した心理テクニック「カリギュラ効果」を含めて紹介してきました。

今まで紹介してきた話とはすこし違いぶっ飛んだ内容で、おそらく解説を読まなければ気づかなかったかもしれませんが、意味が分かった時の恐怖感と気持ちよさを感じれたのではないでしょうか?

当サイトでは多くの意味が分かると怖い話について紹介していますので、興味のある方は是非読んでみてください。