演技性人格とは
前回は妄想性人格についてでした。
演技性人格とは
必ず身近にいる、場を盛り上げてくれる楽しい人であることは間違いないけれど、行き過ぎると迷惑この上なく、人格障害の烙印が付きます。
バラエティー番組が増えたせいで、この傾向の人が少なからず見受けられます。
長所としてなら魅力的なところも、過剰になるとハナに付くという厄介なタイプです。
演技性人格の傾向とは
周囲の人々の感心を集めるのに必死で感情や考えをオーバーに表現してしまう。
スポットライトが当たらないと泣き喚き、怒鳴り散らすこともあります。
注目の的になるよう頭の中はそのための戦略を巡らしているので落ち着きがありません。
対人関係では、はじめは穏やかなので友人はできるが、慣れてくると気まぐれで、自分勝手で甘えん坊さんです。
そのため深い親密な交流を保てず、相手は去ってゆきます。
演技性人格障害の深層心理(ペルソナ)は
人間の奥に秘めたる正確を深層心理、心理学用語でペルソナといいます。
演技性人格障害のばあいのペルソナは、「自分は愛されたことがない、いつも愛されていたい」という欲求です。
この願望を無意識に閉じ込めて生きていますが、このペルソナの思いが屈折した表現のとして言動にでてくるようになります。
あなたの演技性人格度をチェックしてみましょう
□ 注目の的になっていないと面白くない。
□ 他人との交流で、度々限度を超えて不適切に性的、誘惑的、または挑発的態度を取る。
□ 自分の感情が急変し、他の人々が面食らっても、加減が効かない。
□ ボディーラインを利用して注目を集めようとする。
□ オーバーな話しぶりは一見印象的ではあるが内容は無い。
□ 一発芸を突然振られてもあっさりできてしまう。
□ 他人が自分より目立つとけなしがちになる。
□ ヒーローやヒロイン気分で芝居がかった態度や派手な感情表現をして、話を盛り上げて注目度を高めようとする。
□ 自分と友人、知人の関係を実際はそれほどでもないのに親密だと思い込んでいる。
もしチェックが5つ以上あれば、演技性人格の障害の域かもしれません…
この連載の担当は・・・

医学博士
健康管理士
健康カウンセラー
ホリスティックラボ主催
http://www.bontec.co.jp
結婚、出産育児、妻、母親そして企業家経営者という体験から、なにか社会の役に立ちたいという意識を強く持ち、現代人の健康と生活に密着した一番大事なものとしての、「水」に注目、美味しく安全なる水を消費者に送り出す。また心身を患う人びとへメディカルアドバイザーの立場から副作用の無いバイオテクノロジーによる薬用飲料の普及活動に携わる。現在は株式会社ボンテックでアドバイザーを務め、健康不安を感じる方からの電話相談を幅広く受けている。