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02月24日12時50分

ご近所トラブル(騒音偏 最終回)

お隣さんの話し声、歩く音、テレビやオーディオの音、車の音など、ご近所さんの生活音が気になる! ご近所さんの騒音がうるさいんだけど!? という経験は、誰でもあるのではないでしょうか? それって、法律的にはどうなんでしょう?

音の感じ方

音というのは、人によって感じ方が違います。
例えば、マンションの隣の住人のピアノの練習が聞こえてきても、
「いい音楽だな~」と感じる人もいれば、
「うるさいからやめて欲しい」と思う人もいると思います。
また、相手との人間関係やそのときの状況にも左右されます。
したがって、音の感じ方というのは、かなり主観的なものだと思います。

法律的には?

しかし、音の感じ方というのは、主観的なものであるにもかかわらず、法律的に解決しようと裁判所に訴えた場合、それを判断するのは、裁判官という第三者ですので、どうしても客観的な判断にならざるをえません。そのギャップが、損害賠償の請求額と認定額の差となって表れていると考えられます。
また、騒音など迷惑行為の「差止め」についてですが、工場やカラオケ店などの事業者が出している騒音については、騒音規制法や環境基本法、地方公共団体の規制などがあるため、騒音の発音源の使用禁止や防音措置を講ずることなどが比較的認められやすいようですが、個人間では、防音措置が高額になってしまうことや、相手の権利を抑制してしまうことになりますので、認められるのがなかなか難しいようです。

まとめ

住宅の騒音は、住んでみないとわからないことや、住んだ後に騒音が発生し出したりするので、難しい問題です。
でも、住む前にある程度調べることはできると思いますので、住居を決める前に、その周辺の状況などをよく調べることおすすめします。
これは、騒音以外の住環境についても言えることです。
また、知らず知らずの内に、自分自身が加害者になっていることもありますので、自分自身の生活を、一度見直してみるのもいいのかもしれませんね。

 

騒音に関するご近所トラブルの連続コラムは、今回で最終回です。 どうもありがとうございました。

このコラムの担当者は

司法書士 森高悠太

司法書士 もりたか 法務事務所
〒564-0062
大阪府吹田市垂水町2丁目3番26-302
TEL 06-6310-1707