他人の行動にイライラ!もっと楽になれるヒントは”課題の分離”だった!?

自粛しない人にイライラ?!これって正義感のせいだ!と思っていませんか?

確かに、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、外出自粛…帰省を止める…旅行や飲み会をやめる…

私たちにとって当たり前だった日常はすっかり変わりました。

それもこれも「コロナを広げないため」という分かり易い目的がある。かかっているのは人の命…ともなれば、強制力がない「自粛要請」でも大多数の人がそれに従って行動していました。

そんな中で、自粛をしない人や感染対策に意識が低い人に対してイライラしてしまった体験をしたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そのイライラの原因と解決するヒントをご紹介します。

 

どうして他人の行動にイライラしてしまう?

 

他人の行動にイライラする理由・・・もちろんひとつではないと思います。

ですが、その一因として考えられるのが、自分がするべき事(課題)と他人がするべきこと(課題)がごっちゃになっているということです。

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特に新型コロナウイルス感染拡大防止のための自粛となると、どうしてもみんなで一緒に・・・という意識が強く働いたというともあるかもしれません。

ですが、どう自粛するかは相手の課題。

自分の課題ではありません。そのあたりを混同してしまうことでイライラが募っていたのかもしれません。

 

課題の分離は自分を楽にするためのヒント!

課題の分離とは、自分の課題と他人の課題を分けて考えましょうね・・・ということ。

そして、自分の課題とだけ向き合っていればいいという考え方です。これは、アルフレッド・アドラーが提唱した心理学のひとつです。

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行動の責任は誰が負うのか・・・それを考えて自分の課題=自分が責任を負う課題にのみ真剣に取り組んでいれば良い。他人の行動は他人の責任。つまり、簡単に言えば無視してもいいということになりますね。

 

こうすることで、他人の行動に対してイライラすることがなくなります。

だって、その行動の責任は相手が負うのですから、イライラする必要がなくなるのです。

 

対人関係をスムーズにするヒントでもある

 

課題の分離は、対人関係をスムーズにするためのヒントとも言えます。

 

例えば「自分がしていることを他人から指摘された」としても、それが自分の課題であるなら自分が判断すればよいわけですし、他人の行動に対して「どうしても指摘したい」という場合でもそれが自分の課題ではないなら言わなくて良い!とシンプルに考えることができます。

口出しされたりしたり・・・その中で人間関係ができていくみともあるかもしれません。ですが、それがストレスになってしまう場合やもありますよね。

誰かに指摘したせいで、人間関係がこじれたり、おせっかいな人だと言われたりするこも少なくありません。

ですが、自分の課題と他人の課題を分離して人と関わることで、イライラも少なくなり、対人関係で面倒な事態になることを避けられるかもしれません。

参考資料:医療・介護従事者のためのビジネスフレームワークス