生贄として殺害された?!イギリス「チャールズ・ウォルトン(殺人の犠牲者)」

今回紹介する事件は生贄として殺害されたとも噂される「チャールズ・ウォルトン」事件です。

この事件はウォリックシャー警察の中で最も最古の未解決殺人事件という記録を持っているのです。

日本での最古の未解決事件は1871年に発生した「広沢真臣暗殺事件」です。

もしかしたら、もっと未解決事件があったのかもしれませんが、一応Wikipediaの「未解決事件」ページに記載されているいちばん古い未解決事件がこの「広沢真臣暗殺事件」です。

今回の記事では、そんな「チャールズ・ウェルトン(殺人の犠牲者)」について詳しく触れていきたいと思います。

1945年に発生した未解決事件「チャールズ・ウォルトン」

今回の事件の被害者「チャールズ・ウォルトン」は当時75歳の農夫であり、養子にした姪「エディス・ウォルトン」と一緒に暮らしていました。

1945年2月14日殺害が行われる当日に、「チャールズ・ウォルトン」は「アルフレッド・ポッター」の農場で一日中生け垣を切り倒すため出かけていきました。

しかし、午後6時頃に姪の「エディス・ウォルトン」が家に帰宅すると、「チャールズ・ウォルトン」がいなかったため、姪の「エディス・ウォルトン」「アルフレッド・ポッター」、そして隣人の「ハリー・ビーズリー」の3人で「チャールズ・ウォルトン」を探しに行ったのです。

すると、3人は体を殴打されて刃物で斬り付けられ倒れている、チャールズを発見します。

遺体の状態は、杭のようにピッチフォークで地面に刺された状態だったそうです。

より詳しい死体の様子

検死の結果以下のことがわかりました。

・胸は十字架のように切り裂かれていた

・気管が切断されている

・胸に打撲傷がある

・肋骨の数本が折れている

・防衛的な傷あり

・左手には切り傷、右手と前腕には打撲傷があった

体につけていた腕時計が消えていたそうです。

このような検死の結果を受け、警察は二つの武器による攻撃だと推測します。

突き刺し用と切断用、おそらく熊手とスラッシュフックではないかと考えられています。

また、遺体の発見現場から約3ヤード離れた場所から、自分の杖が発見されました。おそらく、この杖で頭を強く殴られたのではないかと言われています。

警察の見解

当時の警察は、近くの刑務所から脱獄していた受刑者か、イタリアの捕虜がチャールズを殺害したのではないか。と考えていました。

アルフレッドとエディス、エディスのボーイフレンド、チャールズの親友、通りすがりの人など、全ての人物が容疑者としての尋問を受けたのです。

※町民500名が捜査の対象になったと言われている。

チャールズは魔女であると考えられ、儀式的な殺人の犠牲になったのではないかと地元では囁かれているのです。

そして、最も不気味な点は、数年前に同じ地域で同じ手口を使った殺人(被害者は女性)がおこわれていたのです。

補足

探偵が第二次世界大戦ごの捕虜へのインタビューが開始した際に、囚人は自由に地域を歩き回ることができたことが発覚しました。

就業日と休日にはスケジュールが組まれておリましたが、動きの記録は保持されていなかったのです。

魔術に関する情報

捜査をしていた当時の刑事はとても興味深い話を聞かされます。

殺害されたチャールズ・ウォルトンには霊的な能力が備わっていたと。

彼は動物などと意思疎通を図ることができる能力を持ち合わせていたというのです。

そして、この事件には黒い犬の噂が絶えなかったそうです。

何か、悪いことが起きる前触れとして「ファントム・ブラック・ドック(別名:ブラックドック)」が何処となく現れ、事件発生と同時に何処かに消えていくという噂です。

町民もこの黒い犬を目撃したという証言もあり、この犬と魔女が事件に関わっていると町民は考えていたそうです。

まとめ

結局、凄腕の刑事が来てもこの事件は解決することが不可能だったのです。

しかも、この事件に関与した刑事二人でさえ、この事件は本当に魔女などの魔界による仕業ではないのかと疑いを持つくらいの事件だったそうです。