自殺ゲーム「青い鯨」は結局どうなった?改めて歴史を振り返ろう

いきなりですが、「青い鯨」というゲームを聞いたことはありますか?
「青い鯨」はロシアから広まったゲームであり、世界各地で自殺ゲームと呼ばれました。
今回は「青い鯨」の歴史や現在の状況などを紹介します。

公開日:2019年10月23日 更新日:2020年2月20日

ロシアで生まれた死のゲーム

「青い鯨」は、2013年から2015年の間にロシアで登場しました。
ゲーム内容は単純なものであり、SNSを通じてゲームマスターが参加者にミッションを与え、それらを50日間こなしていくというもの。

最初は簡単なミッションから始まりますが、だんだんと危険なものになっていきます。

最終的には自殺するというミッションを与えられて、参加者はその通りに自殺します。

ここまで読むと「そんなバカな話あるわけないだろ?」と思うかもしれません。
しかし、実際に「青い鯨」参加者の中にはミッションに従って自殺した人が数多くいます。

「青い鯨」の参加方法

「青い鯨」は、ロシアで生まれたVK.comというSNSを使って参加できます。
といっても簡単に参加できるわけではなく、VK.com内にある特定のリンクをクリックしなければならないといった条件があります。
気軽にスマホにダウンロードできるものではないのですが、それでもロシアを中心に世界各地で若い人が参加していました。

「青い鯨」のミッション内容

「青い鯨」でのミッション内容は、上記で述べた通り簡単なものから始まります。
簡単なミッションというものは「決められた時間にホラー映画をみる」などであり、これくらいであれば誰でもできますよね。
しかし、50日目に近くなると「腕に鯨の絵を掘る」「自分を傷つける」といった危険なミッションが届きます。
さすがにここまでくると躊躇してしまいますが、参加者の中にはこのような自傷行為もこなしてしまいました。

なぜ「青い鯨」にハマってしまうのか

客観的に考えると「青い鯨」は明らかに危険なゲームであり、ハマるわけがないと思います。
しかし、参加者が何らかの精神問題を抱えている場合はどうでしょうか。
事実、「青い鯨」を通じて自殺した若者の中にはうつ状態だった方も混ざっており、「青い鯨」がうつ状態を悪化させてしまったのではないかという指摘があります。

また、途中で辞めようとしても「あなたの生活は全て監視している」といった脅迫メッセージが届くため、辞めたくても辞められない状況に。

個人的な考察ですが、別の理由として仲間意識が働いてしまったという可能性もあります。
VK.comでは「青い鯨」に関した自殺コミュニティが8件ほど確認されており、その中に属している場合、「辞めたいけど仲間たちを裏切る形になってしまう」といった考えが生まれてしまい、辞められなかった方がいたかもしれません。

「青い鯨」で自殺した人は130人も!?

2016年、ロシアのとあるタブロイド紙は「2015年11月から2016年4月まで青い鯨によって自殺した人は130人いた」と報道。
この報道に関しては、「青い鯨」と自殺の直接的関連性が曖昧と指摘されていますが実際に世界各地で「青い鯨」が関与したとされる自殺が数多く発生していました。

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社会を清掃したかった首謀者

2017年、「青い鯨」首謀者の1人とされるフィリップ・ブデイキンがロシアで逮捕。
彼は心理学を専攻した過去を持っており、その時の知識を活かして「青い鯨」のシステムを2012年から構築していたと考えられています。
また、被害者に対して謝罪しないどころか「価値のない人間を清掃しただけ」と供述。
その上、彼が中心となっていた自殺コミュニティ参加者からラブレターが数多く届くという異例の事態にまで発展しました。

首謀者逮捕後もゲームは終わらない

フィリップ・ブデイキンは逮捕されましたが、その後も青い鯨は終わりませんでした。
ロシアだけではなく、中国やインドでも青い鯨に関与したとされる若者が自殺。
各国政府やSNSを運営する会社は、コミュニティの閉鎖や国民への注意を行い、次第に終息へと向かいました。
現在では青い鯨による自殺者はほとんどいなくなり、ほぼ解決したと言える状況です。

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2018年に「青い鯨」の再来?

数多くの自殺が起きてしまった「青い鯨」が終息した2018年、新たな自殺ゲームが話題になりました。
その名は「MOMOチャレンジ」であり、「青い鯨」同様に簡単なミッションからだんだんと難易度が上がり、最終的に自殺まで追い込むという内容です。
「MOMOチャレンジ」に関した自殺事件は世界各地で発生

どの事件でもギョロッとした瞳と大きな口が特徴的な女性がゲームのアイコンだったという共通点がありました。
しかし、2019年に「MOMOチャレンジ」はデマだと発覚

アイコンは日本人の造形作家が作った作品である上に、「MOMOチャレンジ」に関した自殺は全て明確な関連性が見つけられていません。

これまで「MOMOチャレンジ」に関連した自殺は全て、ネット上でごまかされたデマだったのです。
特に近年では子供達が気軽にSNSや動画共有サイトを利用するようになったため、親たちが「MOMOチャレンジ」というデマに騙されて過度に騒ぎすぎてしまったのではないかと指摘している専門もいます。

「自殺ゲーム「青い鯨」は結局どうなった?改めて歴史を振り返ろう」のまとめ

今回は恐怖のゲームとして世界各地で問題となった「青い鯨」の歴史について紹介しました。
現在では収束していますが、「MOMOチャレンジ」といった似たような事件が発生してしまう恐れもあります。
今後SNSを利用する際にはデマや悪質なゲームに気をつけて、楽しみましょう!

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