路上でボール遊びにバーベキュー?!道路族に静かな生活を奪われた

せっかく新築を買ったのに・・・道路族に悩まされている・・・という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「いつかは新築一戸建て」とか「おしゃれな分譲マンションに住みたい」とか、住まいに関する願いや憧れはまさに一生モノ。

高額な買い物ですし、手に入れたときは誰でもうれしいものです。ですが、その新生活がもろくも崩れさる・・・。

今回は”道路族”についてのお悩みをご紹介したいと思います。

道路族ってなに?

道路族とは、路上で大きな音を出したり声を上げて長時間遊ぶ(おしゃべりをする)人達のことです。

ボール遊びや鬼ごっこ、子供が駆け回ること、そして、中には路上でバーベキューや花火をするという「非常識」な人達もいるとか。

親にとっては可愛い自分の子供がはしゃぐ声だったとしても、近隣の住民にとってそうではない・・・長時間の規制や物音などがストレスになり、体調不良になる人もいるそうです。

もし、あなたがやっと手に入れた新居に道路族がいたら・・・。そんな体験談をご紹介します。

憧れの新築一戸建て・・・だったハズなのに

30代の会社員、Aさんは結婚し旦那さんと共働き中。一生懸命貯金をして、憧れに新居を手に入れた矢先のことだったそうです。

私たち夫婦は、当時、結婚5年目でした。子供はいませんが、2人で住む家が欲しいとせっせと働いて理想の新居をついにゲットしました。

田舎の静かな住宅地・・・。のハズだったんです。

ですが、引っ越しをしてから一ヶ月後、売りに出されていたお隣のお宅が売れたみたいで、7人家族が引っ越してきました。ここから状況は一変します。

自宅の前の道路でボール遊びをする子供達・・・。鬼ごっこをしているときは平気でうちの敷地にも侵入してきます。植木を踏みつけ、木の枝を折り・・・。そして我が家の車庫の前にまで占領してバーベキュー。

窓を閉めないから、一日中とにかくうるさい。

壁にボールをぶつけられ、奇声を上げられ・・・。休みの日に自宅でゆっくりすることができなくなりました。

あまりにもひどいので

・侵入しないで欲しい
・深夜に庭で騒ぐのはやめて欲しい
・道路でボール遊びやスケートボードはあぶないので公園に行って欲しい

とお願いしました。

ですが・・・。

「子供は国の宝だし、あなたたちには子供がいないからわからないのよ。」と聞く耳を持ちませんでした。

駐在さんにも相談して、注意していただきましたが、はいはいというだけで何も変わらない。

平日の深夜でも、平気で路上で大騒ぎ(喧嘩?)するのでゆっくり眠れなくなり・・・。とうとう私も夫も体調不良になってしまいました。

偏頭痛とめまいに悩まされてもまだ、お隣は変わらない。曜日問わず道路でボールに鬼ごっこにスケートボード、週末はバーベキューでどんちゃん騒ぎ。ずっと我慢していましたがとうとう温厚なうちの旦那がキレた!んです。

学校を調べて学校に名指しで連絡。警察にも被害届け提出、そして、子供の進入口になっていたガレージの入り口の隙間に花瓶と棚、破片が飛びちってケガをしないようにセロテープを巻いて・・・。そして、防犯カメラを設置。翌日、案の定「ガッシャーーーン」という音。
子供が鬼ごっこをしていて、ガレージの隅から無理に侵入しようとして花瓶を落として割ったのです。

ここで再度、警察に通報。もちろん、子供ですから逮捕はされませんが、器物損壊ということで親子共々こっぴどく警察に叱られることに・・・。そしてその場で、花瓶の代金を請求しない代わりに(花瓶は安物だったので)2度と道路で騒がない遊ばない、騒音をさせない、許可無く侵入しない。という誓約書を書かせサインしてもらいました。

誓約書がよほど効いたのか、その日以降、道路で遊ばなくなり近所の公園に行くように・・・。

これからまた、道路で騒ぎだす日が来るかもしれませんが、とりあえず今のところは静かです。

道路を占拠しておしゃべりしたり子供を遊ばせたりする道路族は「子供だから」「元気な証拠」「私たちも道路で遊んでいた」等など、自分達がしていることを迷惑行為だとは思っていないケースがほとんどです。

対策はいろいろとあるでしょうが、例え、安物でもモノを壊してしまったという事実。そして、動かぬ証拠と警察や学校への通報というすべてのプロセスがあって、ようやく静かにさせることができたという事例です。

 

ちなみに騒音をさせ続けることは、迷惑行為ですし、例え子供でも人様の家や敷地に勝手に入ったり、モノを壊したりしたらそれは犯罪です。子供がしたことの責任は親がとることになります。

 

まとめてみると・・・

道路族のパターンは多種多様・・・今回ご紹介した例がすべてのパターンで効果があるとう保証はありません。

ですがひとつの成功例として知っておいて損はなさそうです。

ワザと壊れやすいモノを置くというちょっと意地悪な方法ですが、それでも自分の敷地内。そこに道路族が入ってこなければこうはならないのです。

道路族の被害に困っているという場合は、警察や学校の力を借りて被害が少しでも出たらすぐに対処すること、そして、カメラを設置するなどして証拠をつかむことがポイントになりそうです。