【日ユ同祖論】日本の伝統神社とイスラエル神殿 幕屋(かこみや)の共通点

現在でも日本全国には約8万という数の神社があり、日本人には無宗教な人が多いにも関わらず、お正月などには初詣で神社が賑わったり、子どもが出来た時に帯を買いに行ったり、はたまた地域によってはお祭りが神社の中で行われることもあり「一度も神社に行ったことがない」という人はほとんど居ないと言っても過言ではないのだろうか。

そんな、ほとんどの日本人が身近に感じる神社と古代ヘブライの神殿の構造が実は非常に似ていることが日ユ同祖論では挙げられる。

以前、古代ヘブライの歴史を前編、後編として紹介したが、古代ユダヤ人達の神殿は始めに移動式の幕屋であった。

これはまだイスラエルの12支族が定住地を決める前であり、アブラハムがエジプトへ向かっていたときや、預言者モーセがカナン(パレスチナ)を目指してエジプト脱出後までの間に作られていたとされる古代ヘブライ特有の神殿である。

一見、全く関係性を感じない「日本の神社」と「古代ヘブライの神殿」の2つ

しかし、これらの構造を知ると驚くほど共通点が多いのである。

日本の神社と古代ヘブライ神殿の共通点

神社には初詣にしか行かない、という人にはピンと来ないかもしれないが、ほとんどの神社の構造は大まかに3つに分かれている。

日本の神社の入り口付近には参拝の前に手桶などを使って手を清める「手水舎」が設置されている。ここで手を洗った後に向かうのが、敷地内にある各「拝殿」になり、本堂は「本殿」と呼ばれる。加えて「お賽銭箱」があることは誰でも知っている事実である。

古代ヘブライの神殿にも、この3つの構造は共通しており「洗盤(水で洗う場所)」「至聖所」「聖所」という構造が出来ていたそうだ。

諸説あるが、エジプトから脱出した後、移動をしていたモーセ達は移動式の幕屋式神殿で神を祈り、ソロモン神殿になってからは「お賽銭箱」も設置されていたという。

この奇妙なまでの共通点だけを見ると逆に気味が悪いが、一説では仏教が伝来し、その寺院を真似ているという説もある。

仏教はインドの起源に始まり、日本へは5世紀~6世紀頃に大陸から伝来した宗教である。仏教の成立は日本に伝わるおよそ1000年前だと言われているが、それでも紀元前5世紀頃だ。これは古代イスラエル民族の消えた10支族が捕虜の身から解放されて何処かへいってしまった時期である。

宗教的な発祥はインドであることに疑いはないが、インドにも古代からアーリア人が入るなど多くの混在した文化が残っている。一概に無関係とは言えないであろう。

狛犬とライオンの像

神社に設置されている狛犬の起源にも諸説あるが、狛犬を単なる犬と見る人はおそらく少ない。

実はソロモン神殿の両脇にはライオンの像が設置されていたという。

狛犬とライオン。

狛犬は犬というよりも獅子という方がしっくりくるだろう。ライオンとは獅子である。これは何を示しているのだろうか?

同じ意味では獅子舞なども言えるかもしれない。

筆者はあまり動物のことには詳しくないが、日本原産のライオンなど聞いたことがない。

神道と古代ヘブライ教(原ユダヤ教)

日本の神社では、本殿の中で行われる祭事などは基本的に非公開かつ秘密である。いわゆる神社内の儀式的なものは一般的に公開されることがほとんどないのである。

これも古代ヘブライ教と共通している所であり、幕屋(まくや)の性質は外から中を見えないようにしていたという役割もある。そして、ソロモン神殿や移動式の幕屋の中でも同じように「神に捧げる式事(祭睚)」を執り行っていたと言われている。

現代で言えば、神社の神主さんにあたる人を中心とした関係者しか中には入れなかった。

神社も同じであり、お賽銭箱に寄付してお祈りをすることは出来るが、儀式的な部分に一般人が関われることはほとんどない。

構造的な共通点に加えて、儀式的な部分でも共通点が多いのが日本の神道と古代ヘブライ教なのである。

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