【保存版】究極の話術『コールド・リーディング』を徹底解説 -7-

※これは人を操る話術『コールド・リーディング』に関する記事の【パート7】です。本編をお読みになる前に、ぜひとも【パート1~6】をお読みください。

理論的に理解を深める【知識パート】

【保存版】究極の話術『コールド・リーディング』を徹底解説 -1-
【保存版】究極の話術『コールド・リーディング』を徹底解説 -2-

実用例と共に実践的な理解を深める【実践パート】

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『コールド・リーディング』 まとめ

以上、『コールド・リーディング』について解説しました。


霊能力者や占い師(以下:”自称”を付する)は霊能力や超常的な力の使い手などではなく、卓越した話術を習得した人でした―。

自称霊能力者である江原 啓之美輪 明宏は、コールド・リーディング(ホット・リーディング)をマスターした人たちです。この2人を例にとっても、彼らはそれぞれキャラクターが異なり、それを自身のリーディングに反映させていることが分かります。コールド・リーディングという同じ”道具”をそれぞれの使い方で”霊能力”を演出しているのです。
つまり、コールド・リーディングはそのメカニズムを理解し基本を押さえてさえすれば、あとはこれといった正解はありません。とはいえ、コールド・リーディングはその会話の中で、相手を騙す(信用させる)ための会話を構築していかなくてはなりません。当然、相手とは”こんな話をしよう”などと会話の打ち合わせを事前にしているわけではありませんから、相手が想定外の返答をするかもしれません(テレビ番組でのそれは知りません。なにせ”TVショー”ですから)。コールド・リーダーはそうしたときも顔色を変えず(ポーカーフェイス)、常に会話の軌道を修正、また修正しながら、冷静を保ちつつ会話の主導権を握り続けるのです。


ここまでさまざまなことをお伝えして、各所にポイントがありました。しかし押さえておくべきことは極めてシンプルです。

相手との信頼関係を築くこと

これが全てです。コールド・リーディングをひとことで表すとするならば、これほど適切なものはないでしょう。
コールド・リーディングは人を操る話術ですが、これは相手(対象者)の協力なくして成立しません。相手に自分を信じさせるために相手を“操る”=”協力させる”のです。

コールド・リーディングは会話です。
会話は駆け引きです。
駆け引きが上手な人は、仕事ができます。恋愛が上手です。極論をいえば、人を騙すのが上手です。

自称霊能力者も、自称占い師も、セールスマンも、恋愛マスターも、詐欺師も。人を騙すのが上手な人たちです。

付記

ここまで何度もお伝えしているとおり、『コールド・リーディング』はひとくちにいえば「話術」です。とはいいながらも、さまざまな要素を含んだ非常に奥深いものであるため、本記事で充分にお伝えしきれなかった部分もあるかもしれません。

非常に難解なコールド・リーディングですが、”楽しみながらも理解できる”をコンセプトにし、筆者なりに解りやすく、かつできる限り網羅的に解説したつもりです。そのため、専門的な”お堅い”名称などはオリジナルのものに置き換えさせていただきました。
また、記事中にストレートな表現、過激な表現が散見したかと思いますが、これが筆者の執筆スタイルであることをどうかお汲み取りおきください。

ご好評いただければ、今後こうした人間心理に関する記事の執筆も考えておりますので、「オカルトオンライン」のコメント欄や本記事筆者 テンペ・ワゾウスキのTwitterにご意見をお寄せいただけますと幸いです。(2020年6月19日)

テンペワゾウスキ