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11月18日14時32分

【週刊連載】出会い系サイトにご用心!?(その5)【インターネット法務】

見知らぬ男女が出会えるWEBサイト、いわゆる「出会い系サイト」による被害が問題となっています。 前回までで、出会い系サイトの詐欺の手口についてご説明してきました。今回はもし、被害に遭ってしまったら!? そのときの対処法をご説明します。

見知らぬ男女が出会えるWEBサイト、いわゆる「出会い系サイト」

による被害が問題となっています。

前回までで、出会い系サイトの詐欺の手口について、ご説明してきました。今回は、もし、被害に遭ってしまったら!? そのときの対処法をご説明します。

支払ったお金は?

まずは、支払ってしまったお金をどうにかする方法を考えないといけません。
支払い方法によって、その対処法が異なります。
出会い系サイト詐欺に利用されることの多い支払い方法について、出会い系サイト詐欺に遭ったときの対処法をご説明します。
  
〔口座振込み〕

直接、相手の銀行口座に振り込む方法によって、ポイント代等利用料金を支払った場合、振り込み後すぐに、振り込みを行った銀行に事情を話して、「組み戻し」という手続きを行うと、振り込んだお金を返してもらえることがあります。

〔クレジットカード〕

クレジットカードで、利用料金を支払った場合、カード会社に事情を話して、「チャージバック」という手続きを行えば、カード決済を取り消すことができる場合があります。

〔電子マネー〕

電子マネーの場合、口座振込みやクレジットカードの場合と異なり、特別な手続きは用意されていませんので、具体的な交渉の中で、支払ってしまったお金を取り戻していくことになります。

どの対処法も、必ず成功するものではありませんが、少なくともやってみる価値はあります。ダマされた!と思った方は、上記の対処法をすぐに行ってください。

証拠の確保

上記の方法でお金が戻って来ない場合、WEBサイト運営者との交渉や裁判をすることも検討しなければなりません。そのためには、証拠が必要です。また、詐欺というのは、出会い系サイト詐欺に限らず、詐欺であることを証明するのが難しいものです。ですので、証拠を確保することが重要です。被害に遭われた方は、すぐにその証拠を確保してください。

○支払明細書(お金を支払ったことを証明)

口座振込みの明細書、クレジットカードの利用履歴、電子マネーの利用明細書などです。「支払いが完了しました」等の携帯電話やパソコンの画面も証拠になりますので、その画面を直接写真に撮るか、プリントスクリーン(詳細な操作方法はこちら)を残しておいてください。

○WEBサイト・利用規約(出会い系サイトの存在を証明)

そのWEBサイト自体も証拠になり得ます。また、多くの場合、出会い系サイトは、利用規約を置いていますので、その利用規約も証拠となります。ですので、そのWEBサイトや利用規約を表示した画面を、直接写真に撮るか、プリントスクリーン(詳細な操作方法はこちら)を残しておいてください。出会い系のWEBサイトは、利用後、閉鎖されていたり、ログインできなくなっていたりするので、その出会い系サイトが存在したことを証明するための証拠が必要となります。

 

○メール・メッセージ(サクラであることを証明)

WEBサイトからのメールや、サイト内でサクラとやりとりをしたメッセージが残っている場合、それが証拠となります。出会い系サイト詐欺では、あなたがやりとりをしていた人がサクラであることを証明できなければ、詐欺であることを証明できません。ですので、メールやメッセージが残っているかどうかが重要なポイントです。特にWEBサイト内のメッセージは、サイト運営者によって削除される可能性が高いですし、時間が経つと自動的に削除されてしまう場合もありますので、メールやメッセージが残っている場合は、WEBサイトの画面と同じように、写真やプリントスクリーン(詳細な操作方法はこちら)を残しておいてください。
携帯電話の場合、携帯電話に直接届いたメールであれば、SDカードに保存することができる機種もあります。

利用した出会い系サイトが、サクラを使った詐欺サイトであるという決定的な証拠は、ほとんどの場合、存在しません。したがって、詐欺を行っていたと考えないと説明ができないような事実がいくつもあるということを、証明していくしかありません。

そのために、これらが有力な証拠となります。

この連載の担当は・・・

moritaka1司法書士もりたか法務事務所

代表司法書士 森高悠太

〒564-0062
大阪府吹田市垂水町2丁目3-26-302
Tel 06-6310-1707

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