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07月06日11時50分

試用期間ってどんな期間?

4月に入社した方はそろそろ試用期間を経て本採用といったところでしょうか。 試用期間の間でデキがわるければすぐ解雇!?今日は試用期間を見ていきます。

試用期間とは

試用期間とは文字通りお試し期間、なのですが、正社員さんなどを雇う場合は、雇用期間の定めがないことが多いので、長く雇っていくために会社が、その人の能力や仕事態度などをみる期間のことをいいます。 試用期間の長さは、会社が好きなように決めても良いのですが、あまりにも長いと、「なんで?」となりますので、合理的な長さが良いでしょう。 3か月が多いのかなと思います。 

試用期間で見極めた結果…

では、試用期間で会社が社員さんを見極めた結果、「ちょっと一緒には働けないな…。」となってしまったら、簡単に解雇できるのでしょうか? 「試用期間やねんから、そんなんアカンやつはアカン!クビクビ!」…と簡単に解雇はできません。 解雇するにはそれ相応の理由が必要です。 最近は会社が社員さんを解雇するのは難しいということが浸透してきましたが、試用期間もそれと同じです。 試用期間であっても解雇は解雇ですので、理由が合理的でなければなりません。 例えば、あまりにも遅刻・早退、欠勤が多くて出勤状況が悪い、暴力団とのかかわりがあったことがわかったとき、採用選考・決定のときに提出した書類にウソがあって、事実と違う経歴を言っていたなど。 本採用できない理由については就業規則に記載して、記載した内容に即して対応する形になります。 またもうちょっと試用期間をのばしてみたいなという場合は、「試用期間をのばすこともありますよ」と就業規則に書いておき、もう少し様子を見てみる、その時にしっかり教育をするという必要もでてくるかもしれません。 
万が一解雇となった場合、通常の解雇と同様、解雇の30日前に予告をするか、30日以上の平均賃金を支払う必要があります。 予告の日数は、例えば20日について解雇予告手当を支払ったなら10日前に予告すればよいのですが、いずれにしろ解雇予告手当の義務付けが試用期間であっても適用されます。 ただし試用期間中であって、採用日から14日以内の場合は、解雇予告手当の支払いが不要になります。 これを混同されることがあって、「試用期間中の解雇は予告手当を払わなくても良いんだ。」と思われていることがありますのでご注意ください。

試用期間中になにができるか

試用期間中には、新入社員の方はとにかく一生懸命お仕事を覚える姿勢が必要ですよね。 最初からやる気のない人、どんなに能力が高くても会社も信用してくれないでしょう。 そして万が一辞めたくなってしまった場合は、ちゃんと会社の人に相談しましょう。 いつの間にか連絡がとれなくて…という状況は会社にとって本当に迷惑な話です。 退職には入社くらい労力がかかると思いますが、そこを避けてしまうのは社会人として採用してくれた会社に失礼だと私は思います。 
そして会社は入ってばかりの人をしっかり教育してください。 会社が教育をしつくさない限り、会社の教え方が足りないのでは?と思われてしまいます。 会社の方は何年もそこでお仕事をされているのでわかっていることばかりですが、新しく入社した人は毎日が新しいことで頭がいっぱいいっぱいです。 お互いの気持ちをわかりあう、これは組織で何かをしていく上では絶対必要なことだと私は思いますので、新入社員だけの話ではないと思います。


今日は私の意見を書くところが多かったのですが、新入社員の方は雇ってもらったことに感謝し、会社の方は来ていただいたことに感謝し、すてきな組織を作っていきたいですね。

このコラムの担当は

試用期間ってどんな期間?
まゆみ社会保険労務士事務所
特定社会保険労務士 新田真弓

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