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06月19日12時50分

共働き夫婦の子どもは誰の扶養になるの?

年金機構に続き、協会けんぽもウイルス感染が発覚し、社会保障のセキュリティーが心配な中、今日は健康保険の扶養制度についてみていきます。 セキュリティーと関係ない!?

扶養とは

扶養の説明からしましょう。 まず健康保険に入る人に扶養される人なので正式名称は被扶養者です。 被(=~される)扶養者→扶養される人ですからね。 健康保険の被扶養者になれるのは、健康保険に入っている人の3親等内の親族で、主として健康保険に入っている人に生計を維持されている75歳未満の人です。 75歳以上は後期高齢者制度です。 3親等内とは父母、子、子の配偶者、祖父母、孫、孫の配偶者、兄弟姉妹、甥姪、伯父伯母など…全部あげられないのでこのへんでとどめますが、自分が0として家系図を何個動くかで大体わかると思います。 
3親等以内なら全員被扶養者になれるわけではありません。 「生計維持のみ」が条件の人と「生計維持と同一世帯」が条件の人がいます。 生計維持のみが条件の人は、健康保険に入っている人の直系尊属(父母・祖父母・曽祖父母)、配偶者、養子を含む子、孫、弟妹です。 一方、同一世帯も条件に入ってくるのは、今言った人以外の3親等内の親族などです。
では、どういう状態を「生計維持」というのでしょうか? よくパートさんの「130万円の壁」という言葉がありますよね。 それがここに関係してきます。 健康保険に入っている人と一緒に住んでいる場合、被扶養者になりたい対象者の年収が130万円未満で、かつ健康保険に入っている人の年収の1/2未満であれば認定されます。 対象者が60歳以上や障害厚生年金を受けられる程度の障がい者の場合は基準がかわります。 健康保険に入っている人の年収の1/2未満のところは、もし1/2以上であっても健康保険に入っている人の年収を上回らなければ、総合的な判断が入ることもあります。 同一の世帯でない場合は、130万円未満ということと、健康保険に入っている人からの仕送りの額より対象者の年収が少なければ認定されます。

共働きの夫婦の子どもは誰の扶養になるのか

最近は女性の社会進出も当たり前になってきましたのでこういうケースに当たるかもしれませんね。 夫婦が共働きをしているときに子どもをお父さんの扶養にいれるのかお母さんの扶養にいれるのか。 まず大前提、収入(届を出す日の年の前年の年間収入)が多い方の扶養にいれるのが原則です。 もし、同じくらいの収入の場合は主として生計を維持する人の扶養にいれます。 公務員さんなど共済組合の場合はまた別途取扱いがありますが、一般的にはこのような決まりを元に総合的に判断することになります。 被扶養者の保険料はかかりません。 みんなで支えあっています。 ちなみに自営業者が中心として加入している国民健康保険には被扶養者という概念はありません。 1人1人が被保険者です。

さて、最初の話にもどりますが、協会けんぽは中小企業を中心とした健康保険です。 健康保険に入っている被保険者だけでなく、被扶養の方の情報もたくさんデータとして持っています。 今回のウイルス感染では個人情報の流出はないとのことですが、マイナンバー法もはじまりますし、常に外部の悪意のあるものからデータを守っていくことが国には求められると思います。 これはもう毎日がウイルスとの戦い!ですよね。 でもそれくらいの気概をもってやってもらわないといけない気が私はしますよ。

共働き夫婦の子どもは誰の扶養になるの?
まゆみ社会保険労務士事務所
特定社会保険労務士 新田真弓

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