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06月05日12時50分

労働保険年度更新のシーズンです

毎年恒例のあのシーズンがやって参りました! 「あの」というのは労働保険の年度更新です! 今日は労働保険のしくみをご紹介します。

労働保険の年度更新とは

労働保険の年度更新を説明する前に、一般的な労働保険のしくみを説明しましょう。 そもそも、社員さんを雇うことになったら、労働保険に入りますという届出をします。 これが「保険関係成立届」です。 その時一緒に提出するのが「概算保険料申告書」です。 概算保険料申告書では、その年度の末日、要は3月31日までに社員さんに払うであろう賃金総額の見込み額を計算して、その額に保険料をかけて概算保険料として支払いをします。 あくまでも見込みですので、これをちゃんと精算しなければいけません。 その精算をして、また次の年の概算を計算する作業が年度更新です。 この年度更新の手続きは、毎年6月1日から7月10日までの間に行わなければなりません。 ですから、まさに今がシーズンなんですね。 
健康保険や厚生年金といった社会保険料は毎年支払うのに対し、労働保険は年に1度もしくは、年に3回の支払いとなります。 手続きが遅れると、政府が保険料・拠出金の額を決定し、さらに追徴金(納付すべき保険料・拠出金の10%)を課すことがあるので忘れては大変です。

申告するものはなに?

ここで申告するのは、労災保険料と雇用保険料、一般拠出金です。 一般拠出金というのは「石綿による健康被害の救済に関する法律」の規定に基づき、事業主に負担してもらうもので、アスベスト被害者の救済費用にあてられます。 アスベストなんてうちは関係ない!と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、一応、アスベストはすべての産業において、その基盤となる設備、施設、機材などに広く使用されてきたのだから、みんなで負担しようということらしいです。

対象になる賃金

流れはなんとなくわかっていただけたでしょうか? ではどういうものが労働保険を計算するときの賃金になるのでしょうか。 基本的な賃金に加え、賞与、通勤手当、通勤の時に現物給付している定期、残業・深夜手当、家族手当、教育手当、調整手当、住宅手当、休業手当など大体賃金として入れなければなりません。 入れなくても良いのは慶弔関係のお金、退職金、出張旅費、解雇予告手当、傷病手当金などなど。 要は労働の対価として支払ったものは対象になってきます。 

いちいち計算して申告書出すのが面倒だ!という方は社会保険労務士が代行提出することができます。 ちなみに税理士さんは代行提出できません。 このあたりは士業の職域問題なのですが、とにかく会社としては忘れずに出してくださいね!

このコラムの担当は

労働保険年度更新のシーズンです
まゆみ社会保険労務士事務所
特定社会保険労務士 新田真弓

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