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05月29日19時01分

職場の熱中症に注意!

まだ5月なのに真夏日になるところがでてきました。 湿度はマシですが本格的な夏の前に職場の熱中症対策を考えましょう。

職場での熱中症

熱中症とは、気温が高く、湿度が高い時に、体の中の水分や塩分のバランスが崩れたり、体の中の調整機能がうまく働かなかったりすることで、失神、めまい、筋肉痛、大量の発汗、頭痛、嘔吐などの症状があらわれることを言います。 
では、どんな職場で熱中症が多く発生するのでしょうか。 炎天下の建設現場など屋外で作業をする建設業、高温で風通しの悪い空間で作業をする製造業を中心に多く発生しています。 熱中症が起きやすい環境である上に、休憩をとらずに長時間連続作業をしたり、通気性や透湿性の悪い防護服を着用したりしていると、熱中症が起こりやすくなってしまいます。

熱中症対策

労働災害の防止、働く人の安全と健康を確保し、快適な職場環境を作ることを目的とした法律、労働安全衛生法の第三条第一項にはこんな条文があります。 「事業者は、(省略)快適な職場環境の実現と労働条件の改善を通じて職場における労働者の安全と健康を確保するようにしなければならない。(以下省略)」 つまりなにが言いたいかというと、会社は労働者の安全と健康を確保しなければならないので、熱中症対策はもちろんやっておかなければなりません。 大切な社員さんの健康あってのお仕事です。 
では、どのようなことを対策として行えばよいのでしょうか。 厚生労働省が熱中症を防ぐために職場の熱中症対策のチェックシートを作成しています。 点検項目は6つです。 ①暑さ指数(WBGT値)を活用していますか? 
WBGT値は環境省の「熱中症予防情報サイト」に全国約850地点の予測値、実況値などが載っています。 お仕事場所の完璧な数値ではありませんが、参考にはできると思います
②休憩場所は整備していますか?
水分、塩分の補給を定期的に簡単にとれるように、また身体を適度に冷やすことのできるものや設備があれば良いですね。
③計画的に、熱に慣れ、環境に適応するための期間を設けていますか?
最初から作業時間を長くするのではなく、7日以上かけて作業時間を次第に長くしていきましょう。
④のどの渇きを感じなくても、労働者に水分・塩分を摂取させていますか?
摂取を確認する表の作成や巡視など徹底をはかりましょう。 私はテニスをするのですが、コーチから水分補給をしっかりするように言われています。 肉離れの原因にもなるそうです。
⑤労働者に、透湿性・通気性の良い服装や帽子を、着用させていますか?
クールジャケットやクールヘルメットの着用のことです。
⑥日常の健康管理など、労働者の健康状態に配慮していますか?
糖尿病、高血圧症、心疾患などの場合熱中症の発症に影響を与える恐れがあると言われています。 医師などの意見に基づいた措置を徹底しましょう。 また病気でなくても、睡眠不足、体調不良、前日の飲酒、朝食を食べていない、風邪などによる発熱、下痢などの脱水なども熱中症の発症に影響を与えます。 朝礼の際にみなさんの健康状況をチェックしたり、日常の健康管理についてしっかり社員さん自身にも意識してもらうように指導したりしましょう。 

万が一熱中症を疑うような症状があらわれた場合は、涼しい日陰か冷房のきいているところに移し、服を脱がせ、氷などで首、わきの下、足の付け根を冷やしましょう。 自力で可能であれば水分、塩分を摂取させ、医師の診察を受けてください。 こうやってコラムを書いている間に、事務所の熱中症注意ランク(最高4)が1から2に上がりました。 水分とります!

職場の熱中症に注意!
まゆみ社会保険労務士事務所
特定社会保険労務士 新田真弓

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