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05月22日12時50分

入院する前に…

健康でいることはとても重要です。 でも入院してしまったり、ガッツリ病院にかかってしまったりということも生きていれば出てくるかもしれません。 そんなとき、知っているとお得かもしれない健康保険の給付をご紹介します。

高額療養費制度とは

重い病気で長く入院をしたり、治療が長引いて医療費の自己負担が高くなったりすると、生活に支障をきたしますね。 健康保険の制度の中には、高額療養費制度というものがあり、こうした家計の負担を抑える給付があります。 健康保険には主に中小企業が加入する健康保険協会(協会けんぽ)、大きな会社や業界団体の集まりの健康保険組合、自営業者などの国民健康保険など、色々な種類があります。 今日は協会けんぽのお話をします。 それぞれの健康保険で少し違いがあるのですが、基本は同じです。 高額療養費制度は、一定の金額を超えたら、超えた分お金が返ってくる制度です。

いくら戻ってくるのか

年齢やお給料によっていくら戻ってくるかは違います。 例として70歳未満の方で、標準報酬月額(詳しい説明はここではしません。毎月もらうお給料くらいの額と思っておいてください。)が28万円~50万円の方の場合、月の初めから終わりまでの間に80,100円+(総医療費-267,000円)×1%が自己負担する限度額になります。 わかりにくいと思うので、具体的な数字を挙げてみます。
例えば、1ヶ月の総医療費が100万円だったとします。(高額!!) すると窓口で払うお金は通常3割負担なので30万円です。 計算式に当てはめます。
80,100円+(1,000,000-267,000)×1%
→80,100円+7,330=87,430円
87,430円が自己負担額になるので、窓口で払った300,000円-87,430円=212,570円が高額療養費としてあなたの手元に戻ってきます。 
あなたのお給料や年齢、世帯状況、高額療養費を何回受けたかなどによって変わってきますので、詳しくはご自身が加入している健康保険に聞いてください。

とはいえ、やっぱり負担が大きい!

いくらあとからお金が返ってくるといっても、先ほどの例だと30万円払うのは負担が大きいです。 そんなときには、限度額適用認定証を利用すると良いでしょう。 この認定証を利用すると、自己負担限度額を超えたら、それ以上は窓口で払う必要がありません。 つまりあとから高額療養費を申請する必要がない上に、先ほどの例だと87,430円の支払いで良いので少しは負担が軽減します。

ただし、すべての医療費が対象になるわけではありません。 健康保険はちょっと病院に行くときだけの利用だけありません。 保険料払っているので、使えるものは使って、治す時はしっかり治療し、健やかに生活しましょう!

このコラムの担当は

入院する前に…
まゆみ社会保険労務士事務所
特定社会保険労務士 新田真弓

〒564-0062
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幸和セントラルビジネスビル5階
電話:06-6318-5239