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04月03日12時50分

言葉の違いで大違い

年金ってなんだか難しいですよね。 言葉も複雑だったり。 そんな中、似ているようで全然違う国民年金の未納、免除、猶予の違いをお話します。

年金をもらうために必要なこと

そもそも、年金は2階建てとよく言いますよね。 今日は1階の国民年金のお話です。 サラリーマンや公務員など厚生年金、共済組合に入っている方、またその方に扶養されている夫、妻は今回の話は関係ありません。 私のような自営業者や20歳以上の学生さん、お仕事を探されている方などが今日の話に関係してきます。 つまり国民年金の第1号被保険者の方のお話です。 このような方は、国民年金の保険料を毎月支払う必要があります。 平成27年度は15,590円です。 
国民年金は大きく3つもらえるものがあります。 1つは歳を重ねたあともらえる老齢基礎年金、次に一定の障害状態になってしまったときにもらえる障害基礎年金。 そして残念ながら亡くなってしまったときに残された方がもらえる遺族基礎年金です。 それぞれ要件は違いますしここでは詳しい要件を書きませんが、共通して言えることは「保険料納付済み期間がどれだけあるか」ということです。 つまり保険料を納めたかということが年金をもらう上で重要になってきます。

未納、免除、猶予の違い

しかし、人間、金銭的につらいときももちろんあります。 今年度の場合、毎月15,590円。 結構負担ですよね。 どうしても負担になってしまう場合は、保険料の免除を申請することができます。 免除は所得が少なくて、本人、世帯主、配偶者の前年の所得が一定額以下の場合、失業した場合など、経済的に保険料を払うことが難しい時に使える制度です。 免除される額は、全額、4分の3、半額、4分の1の4種類があります。 
また、20歳から30歳未満で本人、配偶者の前年所得が一定額以下の場合には、保険料を払うのを猶予してくれる、つまり待ってくれる制度があります。 これを若年者納付猶予制度といいます。 さらに、学生の場合は、学生納付特例制度があります。 大学、短大、高等学校、高等専門学校、専修学校、各種学校に在学する学生等で本人の前年の所得が一定額以下の方が対象です。 これも猶予の言葉はありませんが、待ってくれる一種です。
さて免除と猶予なにが違うのでしょうか? 大きな違いは年金をもらうときに、額に反映されるのか、されないのかです。 免除は2分の1税金が入りますので、たとえ全額免除をして保険料を払っていない期間があっても、2分の1は年金額に反映されます。 しかし猶予は待つだけです。 払えばもちろん年金額に反映されますが、払わなければ税金が入らないので年金額にも反映されません。 
「じゃあ猶予なんて意味ないやん!」となりそうですが、もちろん意味があります。 年金をもらうために必要な期間を計算するとき、猶予部分の期間もちゃんと計算にいれてくれます。 これが未納、まったく納めない状態だったら期間にいれてくれないので、他の要件は大丈夫なのに年金が受け取れないということもあります。 言葉が違うということは決まりも違います。 

もしも国民年金の保険料を払うことができないのなら、なんらかのアクションをしてください。 ほおっておくことが一番損をすることもあります。 年金は社会一人一人の支えあいで成り立っています。 保険料もその一つ。 みんなで関心をもって制度を支えていきましょう。 

このコラムの担当は

言葉の違いで大違い
まゆみ社会保険労務士事務所
特定社会保険労務士 新田真弓

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