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03月26日11時56分

4/21に実施される検索エンジンの大変動

「4/21に検索エンジンの仕組みを変更する」と先月末にGoogleがオフィシャルアナウンスとして発表しました。この変動はインターネット検索において大幅な変動をもたらすと予想されています。具体的にどのように変更されるのか、紐解いてみましょう。

4/21までに実施される検索エンジン変動

大きな変更は4/21に実施すると言われていますが、4/21までの間に幾つかのアップデートを実施すると言われています。
その中で最も大きい変動と思われるものが「ドアウェイページのペナルティ化」です。

このドアウェイページとは、一般的に言われる「アンテナサイト」「まとめサイト」「地域別サイト」など、中身にオリジナリティが無く、大量にネットの世界に放流されているサイトの事を指します。

アンテナサイトとは、登録等によって他サイトからの情報を集めてまとめているサイトです。このアンテナサイトそのものにオリジナルのコンテンツは無い事が多く、ほとんどがアフィリエイト等の収益源を確保するために作られている実態があります。

まとめサイトとは、某巨大掲示板やその他各サイトから記事を抜粋してとりまとめた物、ユーザーが登録し自分のブックマークの様に利用している物、同左の物を公表している物、と様々なタイプが存在しますが、これらもコンテンツそのものは他サイトからの流用であり、オリジナリティは無いと判断されています。アンテナサイトと同様にアフィリエイト等で収益源とされていることも多く存在します。

地域サイトとは、各地域や市区町村、都道府県毎にページを作っていますがその中身はほとんど同じ、と言われるページです。地域以外にも様々な用途で用いられており、検索エンジンの裏手をかいた「キーワード毎に表示させる」意図をもったページです。
この手法は一時期、非常に有用とされていて、多くのサイトがこの手法を用いていました。しかし、これらも中身を見てみれば、ページそのものは大量に存在するものの、文章などは一部の作為的な部分を除いてほとんど同じページ、というものが実態としてあります。

検索エンジンが求める「本質」

インターネットの世界は非常に多くのページ・サイトが存在します。一説によればその数は何兆個ともいわれていますが、検索エンジンの役目はその広大なネットの海の中で、ユーザーが的確に求めるページを抽出することにあります。

そんな中、コピペで量産されたページや、中身が伴わないページ、検索エンジンを逆手にとったSEO対策などで上位に表示させているページは、検索エンジンからすると順当ではない結果が反映してしまいます。

Googleを筆頭に検索エンジンはこの「イタチゴッコ」を長く懸念していました。
その中で悪質なSEO対策や、検索エンジン巡回ロボットの隙間を突いた手法で、無理やり上位表示させているサイトは、目の上の瘤でもあったわけです。
検索してもユーザーにとって本当に役に立つページが上がって来ずに、無理やり上位表示させるページが数多くあれば、ユーザーは「全然出てこないな」と、検索エンジンの利用に疑問を生じます。
検索エンジンを運営している側からすれば、非常に由々しき問題でしょう。

その中で今回のように舵を切った本質は「オリジナリティのあるコンテンツを掲載しているページを優先させる」という、非常に納得のいくものであると感じられます。
コピペだらけのサイトなんて、誰も望まないでしょうし、検索しても同じ内容のページがずらっと並べば、誰でも検索することを諦めるでしょう。
「オリジナルのコンテンツ」で「ユーザーの役にたつ」サイトでなければ、上位表示させない、といった主旨が昨今の流れから読み取れる事ができます。

4/21に実施される大変動は「スマートフォン対応」

さて、公式アナウンスとして発表されている4/21大変動ですが、端的に言えば「サイトをスマートフォンでも適正に見れるようにすること」というお話になります。

BtoC、またはCtoCにおいてはスマートフォンの普及率から考えても、対応しなければ反響率に直結する事は目に見えていますが、現実的な問題としてBtoBでの市場ではスマートフォン対応はほとんど不要であり、作る必要が無い事も指摘されています。
それでもGoogle側は例えBtoBであっても対応しなければ検索順位を落とす、と言い続けています。

具体的にどのように対策をするべきなのか?

ここでピンと来た人も多いと思います。
「Googleがスマホに対応させろというのなら、スマホ用の簡易なページを用意して放置しておけばいいのではないか?」と。

このような話は、実際現場でも多く存在しており、審議の対象としてよく話されています。

しかし、Google側からの回答は「全てのページをスマホ対応化せよ」とのことでした。
どうやらPC版とスマホ版の差異を認めない、ということのようです。

BtoB市場においてのスマホ対応は、実際、ほとんど利用されておらず、依然としてPCからのアクセスがほとんどです。
それでも上記の様な強攻策を取るには、何か具体的な訳があるのだとは思いますが、PCサイトとスマホサイトとの差異を無くす事は、つまりPCサイトの改修工事にも繋がり、運営者側からすると予算面等も含めて非常に頭の痛い問題になりそうです。

本当に4/21に変動するの?

過去、Googleが大型のアップデートを実施する際には、アナウンスなどは一切無く、事後の報告のみ、もしくはそれすら無い場合がほとんどでした。

それが今回に限り、大々的に公表した背景には「必ず実施する」という強い信念を感じざるを得ません。

ただ、それが4/21直後に発生するのか、4/21を皮切りに徐々に発生していくのかは未だに不明です。その結末に関してはGoogleのみぞ知る、といったところでしょうか。

今回の発表に関しては、上記でもお伝えしたとおり、SEO対策に関する手法、インターネット世界におけるサイトの氾濫抑制等を踏まえた上での施策であると考えられます。
現状としては様子を見るという方法もありますが、BtoC市場、CtoC市場においてサイトを運営されている場合は早急にスマートフォン対応を全ページ、行う方が良さそうです。