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03月05日15時57分

「神の声」を聞ける場所が此花にあった!? 密かに人気を集める”あるもの”が設置されている 大阪此花区「白砂大神」

「こんなところに?路上に立つ御神木」シリーズ第7回目です。今回は、大阪市此花区にある「白砂大神」に立つ御神木と、参拝に訪れた方が楽しめる”あるもの”について取り上げご紹介します。

樹齢200年、変化は大正時代に

1(アイキャッチ)
今回ご紹介する「白砂大神(しらすなだいじん)」は、阪神なんば線・千鳥橋駅と西九条駅の中間にあります。
民家が立ち並ぶ小さな通りの真ん中に、鮮やかな朱塗りの玉垣、そして隣の建物と肩を並べるほどの御神木がひときわ目立っています。
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御神木のルーツは、遡ること宝暦5年(1755年)。
この場所に建立された「住吉神社」の正面拝殿があり、境内に立っていたのがこのイチョウの木でした。
それから時が経った大正10年(1921年)に大阪市電の延伸に伴った道路の拡張工事が行われ、住吉神社は此花区梅花へと遷座し、イチョウの木は伐採されることになりました。
しかし、伐ろうとしたところ次々と事故が起こり、周囲からは「残すべき」との声が挙がり、イチョウの木を御神木とした「白砂大神」が建てられました。

今もなお残る戦火の痕

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御神木を1周して眺めていると、黒く焦げたところが目に入りました。
この痕は大阪大空襲の際に焼けてしまったところと言われており、戦争の凄まじさを肌で感じることができます。
その反面、今もこうして立派に立っている姿を見ると、木が持つ底知れぬ生命力に感銘を受けます。

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また、訪ねた際にはこのように正門が閉まっていましたが、近くに住む方に伺ったところ自由に開けても良いとのことです。
境内に掲示された白砂大神の歴史を見ることが出来ますので、ぜひご覧ください。

神の声

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そして、白砂大神には道路に立つ御神木としては珍しくおみくじが設置されており、これが密かな人気を集めています。
人気のその理由は、結果の種類にあります。
全種類を挙げると
「大大吉」「大吉」「末大吉」「向大吉」「吉」「小吉」「末吉」「後吉」「吉凶相半」「凶後吉」「凶後末吉」「小凶」「凶」
そして、極めつけが「神の声」なるものを合わせた全14種類。
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32通りの結果が掲示されています。
そんな中、皆様も気になったであろう「神の声」。
どのような結果が書かれているかは、実際に足を運びご自身の目で確かめていただきたいです。
筆者は神の声を引くことはできませんでしたが、非常に気持ちの引き締まるありがたいお言葉をいただきました。

小さな境内でも中身は濃密!

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さて、今回は白砂大神の歴史、そして独特な結果に出会えるおみくじをご紹介してまいりました。
境内の規模としてはあまり大きくはありませんが、中身は濃く様々な発見ができます。
アクセスも西九条駅から歩いて5分ほどの場所にありますので、ぜひ「大阪の隠れた名所」にお越しください。