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03月06日12時50分

退職後の健康保険はどうするの?

会社を辞めると健康保険証は返さないといけないですね。 その後どうすればよいのでしょうか? 今日は退職後の健康保険についてご紹介します。

退職時に健康保険料は会社に提出してください。

 会社にお勤めの場合、前回のブログでご紹介をした協会けんぽや大きな会社ならそれぞれの会社の健保組合、業界団体の健保組合など、会社を通じ手続きをしていると思います。 最近、協会けんぽでは、会社をやめて健康保険の資格がないのにもかかわらず、協会けんぽに健康保険証を返却せず、(会社は最終的に協会けんぽに退職の届出をするときに返却します。)病院などで保険証を使い、協会けんぽから返還請求が行われるケースが全国的に増えているようです。 協会けんぽから繰り返し「返してください!」といっても返ってこない場合、最終的に給与・預貯金等の差し押さえによる回収が行われてしまうようです。 そうならないためにも、会社を退職するときに健康保険証は会社に提出しましょう。 それではこれから退職したあとの健康保険についてみていきます。 

退職した会社の健康保険にそのまま入る場合

 まず、辞めた会社の健康保険にそのまま入る方法があります。 任意継続といいます。 加入できる期間は2年間と限られていますが、扶養する一定の家族も健康保険の給付を受けることができるので、扶養家族がいらっしゃる場合、あとから説明する国民健康保険には扶養という考えはありませんので、保険料が安くなるかもしれません。 扶養の方がいるからといって保険料が上がるわけではありません。 退職前に継続して健康保険に入っていた期間が2ヶ月以上あることが条件です。 保険料は会社が負担していた分と個人が負担していた分を合わせて負担、つまり全額負担する必要があります。 退職したときの標準報酬月額という保険料を決める元になっているお給料の額みたいな数字があるのですが、その数字を元に、お住まいの住所地協会けんぽの保険料率で計算をします。 ただし、保険料の上限があり、標準報酬月額が28万円を超える場合は28万円の標準報酬月額により計算した保険料になります。
 任意継続の最大の注意点は、会社の健康保険の資格がなくなった日から20日以内に申請する必要があるところです。 これを1日でも過ぎたら入ることはできません。 この締め切りはめちゃくちゃシビアですのでご注意ください。

家族の被扶養者になる場合

 ご家族がけんぽ協会や健康保険組合の健康保険に入っていて、その家族に生計を維持されている場合は、その方の扶養になるという方法も考えられます。 そうすると保険料の負担がありませんので、一番費用的にはありがたいかもしれません。 

市町村の国民健康保険に入る場合

 最初にあげた2つを使わないとすれば、お住まいの市町村役場で手続きをする国民健康保険に加入します。 保険料は前の年の収入や世帯などによってかわりますし、市町村によって計算が違うので一概には言えません。 先ほど少し触れましたが、国民健康保険には扶養という概念が基本的にはありませんので、加入する人数によってまた額も変わってきます。 詳しくはお住まいの市町村役場で保険料を出してくれるので確認してみてください。

 このように一般的にはこの3つの方法のうち選択するような形になります。 保険料はそれぞれの保険を運営しているところで聞けば教えてくれるので、一番良いなと思うものを選べばよいと思います。 ただし、任意継続は資格喪失後20日以内です。 これだけは気をつけてください。 あと、忘れがちな市町村役場での国民年金の手続きもお忘れなく!

このコラムの担当は

退職後の健康保険はどうするの?
まゆみ社会保険労務士事務所
特定社会保険労務士 新田真弓

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