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01月09日12時50分

求人票はどこまで信用したらよいの?

新年最初のブログは、お仕事を探す時に見る求人票についてです。 求人票に書いてあることを信じてお仕事についたけれど、実際は異なるということが最近よく見られるようです。 お仕事を見つける時、社員さんを採用するとき何に注意すべきでしょうか?

4割がウソ

先日新聞でこのような記事をみかけました。 厚生労働省が全国のハローワークに寄せられた求人票に関する苦情9,380件を調べたところ、約4割の3,815件で、求人票に書いてある内容と実際の労働条件が違っているということがわかりました。 お給料やお休みが実際より良い条件で書かれていたり、正社員採用だったのに契約社員で結果雇われていたりというケースがあるようです。 厚生労働省はこれから、求人票チェックを強化していくようです。

募集時の条件と採用時の条件は変わっても良いのか?

労働条件が本当はよくないのに、たくさんの人に応募してもらいたいためによく見せるのは当然許されません。 求人票を見て、応募者は期待をしますので、期待が裏切られると誰もうれしくないですよね? 
しかし、求人票は最終的な契約内容ではありません。 最終的に入社前に労働条件を会社が入社予定の方にお知らせすることは、労働基準法で決まっていますので、労働条件通知書を見せてもらい、本当にその条件で働いても良いか入社予定の方は確認し、お互い納得すればそれで仕事をすることになります。 求人票と異なるのであれば会社はしっかり説明をする必要があります。 
会社の立場で考えれば、例えば、最初は中途採用でこのくらいのクラスの人を採用したいな、だったらこの給料で来てほしいな、と思って採用をしていたら、そういう人が見つからず、第二新卒だけど将来きっと伸びそうな人材が見つかりました。 でも中途のこのクラス分お給料は出せないな、ということもあるかもしれません。 その場合は、求人票に書いてあった額は、こういうクラスで考えていたんだけど、あなたはこうですよ、と説明をする必要があります。 ハローワークの求人票には、「給料がいくらからいくら」と範囲を記載できるようになっていますので、その会社での応募条件を満たした人の最低条件を書いておくべきです。 お給料は応募する人にとっても重要ですし仕事の根幹です。 とても大事な労働条件ですね。

トラブルを生まないために

まず、応募する人は求人票があくまでも目安の広告だという認識をもっていてください。 広告にも「店頭でご確認ください。」という電気屋さんのチラシありますよね。 最終的に店頭、つまり会社の話を聞いて、労働条件を確認した上で、入社するか決めてください。 面倒くさがらずしっかり最初に労働条件を読んでおくことはトラブル防止につながります。
会社側は、過大広告は絶対いけません。 よく見せようなんて思わないでください。 試用期間があり、その間は手当が出ないなど、例外的なことがある場合は、それも求人票に書きましょう。 万が一求人票と異なる条件になってしまう場合は、しっかり説明をしなければなりません。 場合によってはハローワークを通じて求人をした場合は、ハローワークに相談をし、ハローワークから求職者にお話をしてもらうということもできると思います。

 

年始からなんだかトラブルなお話でしたが、トラブルは説明不足からおこることが日常の労務でもよくあります。 しっかり納得できるように説明責任を果たしましょうね。

このコラムの担当は

求人票はどこまで信用したらよいの?
まゆみ社会保険労務士事務所
特定社会保険労務士 新田真弓

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