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11月18日16時30分

宅建ってなに?(士業紹介シリーズ 番外編)

宅建とは、不動産に関するお仕事をされている方ならよく耳にする人も多いと思います。正式には、宅地建物取引主任者といいます。では、その業務内容はどんなものなのでしょうか?!「者」なので、「士」業ではないですが、その役割は非常に重要です。

宅地建物取引主任者とは

「土地」や「建物」の価値は、日常の生活のなかでは、かなり高額なモノに分類されます。このような「土地」や「建物」を取扱う業界は「不動産業界」と呼ばれ、その業務に携わる場合、「所有権」や「賃借権」「抵当権」、「ローン特約」・「善管義務」といった聞きなれない専門用語も多く、またその権利関係が複雑な場合もあり、一般の消費者である皆さんにとって、一度や二度の経験では、なかなか全部を理解することは難しいことが多いと思います。
宅地建物取引主任者とは、一般消費者の皆さんが、「宅地」や「建物」等の不動産を「売買」または「賃貸」するときに、専門的な知識をもってトラブルを未然に防ぎ、公正な取引ができるように携わるのが主な仕事になります。

不動産の業態と宅地建物取引主任者の独占業務

不動産業務と一言で表しても、その業務は多岐にわたります。大きく分けると次の3つになります。

○売買(マンションや戸建、オフィスビルや店舗の売買・仲介)
○賃貸(賃貸マンションや戸建、オフィスや店舗の賃貸・仲介)
○管理(不動産の維持・管理)

分けた3つの業務の中にも、売主や仲介(媒介)・管理会社等いろんな業態があり、それぞれの立場で不動産の業務に携わります。特に、売買や賃貸は、一般の消費者の皆さんも交えて取引(売買したり、賃貸したりする総称)する場合が多いので、宅地建物取引主任者は、その取引の重要な役目を担います。
不動産の取引を経験された方なら「重要事項説明書」も見たことがあると思いますが、この「重要事項説明書」は、取引の前に必ず書類【書面】を見ながら説明を受けているはずです。この「書面」とは、その物件の権利関係や規制を受ける法律関係・取引するにあたって必要な情報等が記載されており、取引の当事者は、実際の取引を行う前に、内容を十分理解する必要があります。これを説明する業務は、「独占業務」といって、必ず宅地建物取引主任者が行わなければなりません。「独占業務」は、これ以外に契約書に記名・押印する業務等があり、宅地建物取引主任者はその取引に対して責任を持つことが求められています。

宅地建物取引主任者はオールラウンダー

不動産は、日常生活の中でも非常に高価なモノであるため、その取引に当たって当事者は、権利関係や融資関係・建築関係・税法その他の法規制を理解する必要があります。宅地建物取引主任者は、当事者の皆さんに対し、より幅広い知識を提供し、円滑に取引ができるよう努めていく必要があります。
たとえば、住宅購入の場合、現況の所有者調査や登記関係の確認はもちろん、土地の利用履歴や過去の災害の有無、ハザードマップ、建築に関わる各種法律の規制状況、取得に関する各種税の情報、減税措置や給付金の関係・住宅ローン等の幅広い知識が必要になります。

2015年4月 宅地建物取引士へ

宅地建物取引主任者は、2015年4月(予定)から、「宅地建物取引士」に名称が変更されます。取引士となることで、不動産業務に関してより高度な知識が必要とされます。また、「士」としての責任が大きくなることで、今後、高い倫理性が求められることになると思います。
皆さんにより信頼される業界になるよう、取引士が先頭に立って、みなさんに必要な情報をご提供できればと思います。

このコラムの担当

ishibashi
「良質で快適な住まい」をつくるお手伝い
一級建築士事務所 城東住宅建設株式会社
 代表取締役 石橋 直樹
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