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10月21日10時05分

いなぼんの税金のあれやこれや#2

税理士のいなぼんです。第2回目は、前回お話しました。イギリスの消費税(名称はVAT。現在の税率は20%です。日本より高い。)について裁判沙汰までになったケースをお話しします。おさらいしますとイギリスでは、ビスケット、ケーキの類は、消費税がかかりません。それ以外のお菓子には、基本的に消費税がかかります。

ここで問題となったのが、「ジャッファ・ケーキ」

Jaffa_cake

写真を見る限り、ケーキとビスケットのどちらかと言われたら、やはりビスケットと言ってしまいそうな感じがしますね。

このジャッファ・ケーキ、1927年から続く伝統のあるお菓子です。
生地にチョコレートがかかっているのですが、その間にオレンジのゼリーがあります。
イギリスのスーパーでは、お菓子コーナーの棚にビスケットと並んで売られています。もし、機会があればご賞味してください。インターネットでも購入できます。

さて、お役所から見ると「チョコレートがかかったビスケットだから、課税します。」と主張するのだか、会社側は「生地が柔らかいから、ケーキだ。」と主張するという風に真っ向から対立したのです。

結果から言いますと、会社側が勝利しました。

決め手となったのが、生地です。
ビスケットの場合、時間がたつと柔らかくなるのに、ケーキの場合、時間がたてば硬くなるということが決め手となったそうです。

イギリスで消費税が導入されたのは、1973年です。それ以来、このように消費税がかかるか、かからないかで、いろいろもめてきました。
また、このジャッファ・ケーキだけではなく、ポテトチップスで有名なプリングルスでも裁判沙汰になりました。
今日本では、軽減税率を導入するかどうかが議論に上がっています。それぞれの国々によって線引きは違ってきます。

私自身、消費税の追加策が、その場しのぎのものではなく、国民に理解してもらえるような政策であってほしいと望みます。