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07月30日12時50分

悪徳業者をやっつけろ! ①

先日、突然アダルトDVDが送られてきて高額な代金の請求をされた、という事件が報道されました。こういった悪徳業者に狙われる危険は身の回りに溢れています。今回からは、こういった悪徳業者の対処法についてお話ししようと思います。

送りつけ商法(ネガティブオプション)とは

送りつけ商法とは、注文していない商品を送りつけ、返品しない限りその商品を購入したものとして代金の支払いを要求する手口です。
突然、注文もしていないものが送られてくると、驚いてすぐにその業者に連絡を取る方が少なくありません。すると、業者側は「開封したら返品できません」などと言葉巧みに騙し、代金の支払いを求めてきます。

業者の要求に応じる必要はない

しかしながら、こういった要求に応じる必要はありません。勝手に商品が届いたとしても、その商品を購入するという意思表示をしていませんので、売買契約は成立していません。返品する義務もありませんので、返品しなかったとしても、購入したことにはならないのです。

一定期間の経過で、業者側も返品を要求できなくなる

特定商取引法という法律では、この送りつけ商法について規定されています。これによれば、商品が送りつけられてから14日を経過すれば、業者側はその商品の返品を求めることができなくなります。
また、業者に対して商品の引き取りを求めてから7日が経過しても、業者側が返品を求めることができなくなります。
その結果、送りつけられた商品を自由に処分しても構わないことになります。
なお、これらの期間が経過する前に消費した場合には、購入する意思を表示したものと取り扱われることになりますので、注意が必要です。

得体の知れない業者には、連絡しない方が無難

業者に引き取りを要求すれば、保管しておかなければならない期間が7日に短縮されることになります。ただ、実際には、得体の知れない業者に連絡を取ることは、あなたの電話番号などの個人情報を相手に知らせることになりかねませんので、控えた方がよいでしょう。

このコラムの担当は

悪徳業者をやっつけろ! ①
弁護士 矢吹保博
民事事件・家事事件・刑事事件など幅広く多様な事件を取り扱う傍ら、「株主の権利弁護団」に所属し、カルテル事件などに関する株主代表訴訟なども取り扱う。

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