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07月25日12時00分

もし自分が人格障害かもと思ったら・・・ Vol.3 回避性人格

心の病気は今や誰でもかかりうる病気として、一般社会に広く認識されるようになりました。 でも、人のことは判っても自分自身のことはわかりにくいものですよね。 今回は、前回までの妄想性人格・演技性人格に続いて、回避性人格についてのお話をします。 この回避性人格は”引きこもり”と関係があるんです。 引きこもりは1970年代から徐々に増加傾向にあり、社会問題ともなっています。 ではまいりましょう。

回避性人格ってどんな人?

対人関係に敏感で、自分自身がどう評価されているか、どう見られているかということをいつも心配しています。

そのためノビノビと自分を表現することができないでいます。

ですので人との関わりを避けてしまいます。

自分から積極的に人と関わろうとは決して思わないため、周りからは目立たないおとなしい人と思われています。

人に好かれたいと思っていますが、傷つくのが怖いため、すべてに消極的になりがちです。

回避性人格の人は、安心感が乏しく、もし拒絶されたら立ち直れないものと自分で決めつけています。

したがって対人関係の発生しやすい場所から逃げてしまうのです。

あなたの回避性人格度をチェックしてみましょう

下の項目で当てはまると思うところにチェックしてみてください。

もし6つ以上あれば、要注意。

回避性人格で”ひきこもり”になりやすいかもしれませんので気をつけましょうね。

□ 自分は社会に合わない人間だと思ってる。

□ 長所はあんまり無く、他人より劣っていると感じている。

□ 恥ずかしい結果が出てしまうかもと思い、新しい活動に取り組みたくない。

□ 新たな人との関係は、苦痛を感じるように思える。

□ 新しい人との関係は、自分に合うとは考えられないので、付き合いを始めようと思わない。

□ 極力目立ちたくない、お洒落をしようとは思わない。

□ 対人関係が常にある職業は、自分が批判の対象になる可能性があると思うので避けたい。

□ 自分が好かれていると確信を持てないと、その人との関わりを持ちたいと思わない。

□ 恥をかきたくないし、バカにされたくないので、親しい間柄でもとにかく遠慮がちになっている。

□ 会社、学校等、社会は自分を批判したり拒絶したりするだろうから、自分が出ることに心配になってしまう。

□ 人との関わりに自信がないのでひと目のつきにくい、夜中にゴソゴソ動いてしまう。

【おまけ】対人恐怖症と回避性人格はちがいますよ

 不安障害の一つに対人恐怖症というのがあります。

きっと皆さんも聞いたことはあると思います。

実は対人恐怖症は回避性人格障害であるということでは無いのです。

対人恐怖症は、人の目にさらされるのが怖い、人の視線が怖いことををさします。

この症状を持つ人とは、自意識が極めて高く、強い劣等感の奥に極めて強い優越感が秘められている。

とっても複雑な構造のために、心のバランスが保ちにくく、人前に立つと緊張して怖くなるのです。

不安は誰にでもあることなので、それ自体で異常というわけではありません。

でも、本人のコントロールを超えて日常の生活ができなくなると、病的な不安となってしまいます。

対人恐怖症になりやすい性格は、できるだけ対立する関係にならないように気を使って生活しているので、温和で素直で真面目なお人好し人物に見られます。

もし自分が人格障害かもと思ったら・・・ Vol.1 妄想性人格

もし自分が人格障害かもと思ったら・・・ Vol.2 演技性人格

 

この連載の担当は・・・

もし自分が人格障害かもと思ったら・・・ Vol.3 回避性人格
井上 千明
医学博士
健康管理士
健康カウンセラー
ホリスティックラボ主催

http://www.bontec.co.jp

結婚、出産育児、妻、母親そして企業家経営者という体験から、なにか社会の役に立ちたいという意識を強く持ち、現代人の健康と生活に密着した一番大事なものとしての、「水」に注目、美味しく安全なる水を消費者に送り出す。また心身を患う人びとへメディカルアドバイザーの立場から副作用の無いバイオテクノロジーによる薬用飲料の普及活動に携わる。現在は株式会社ボンテックでアドバイザーを務め、健康不安を感じる方からの電話相談を幅広く受けている。