ENTRY
06月24日20時30分

【てんやわんやのインディーズ大特集⑧】ハナカタマサキというアーティスト

どもどもー。てんやわんや坂元です。梅雨の中休みの晴れた日にこれを書いています。このまま梅雨明けしちゃえば良いのに。ねぇ。 さて、今回は今週1stアルバムを全国発売したシンガーソングライター、ハナカタマサキさんについて(またまた勝手に)ご紹介したいと思います。よろしくどうぞー!  

◆ひとりでアルバムを作るということ

masakihanakata

ハナカタさんとは何年か前に弾き語りイベントで知り合ったのだけど、シンガーソングライターとしての活動だけでなく、楽曲の提供やイラスト・映像の制作など非常に多彩な活動をなさっている方です。
先日自主レーベル「PENTACOAST」から全国リリースされたアルバム『Lentment』では、全ての楽器演奏だけでなく、レコーディング、ミックス、マスタリング、アートワーク、商品流通、宣伝材料作りに至るまで全ての作業をハナカタさんが自分で行ったというのだからびっくりです。ちょっと信じられないくらい。
DIY精神がインディーズ・アーティストの根底にあるという話はこの連載でも何度もしてきましたが、ここまで徹底した姿勢で活動を行っているアーティストは極稀ではないでしょうか。
アルバム制作開始から発売までにはおよそ3年の月日がかかったそう。このことからも、全ての作業をひとりで行うことがいかに大変なのかが伺えます。
しかし、ひとりきりで制作することで、自分の頭の中のイメージを、純度を損なうことなく具現化することが出来るのかも知れないと、彼の作品を見ていると思います。

lentment

(『Lentment』ジャケ写)
CDジャケットも本人の手書き。40ページの絵本のようなブックレットも付属。

◆自分ですべてを作るということ

今回のアルバムに関して、ひとりきりで制作したということも相当驚きですが、複数のメディアでプロモーション展開がされていることも注目すべき点ではないでしょうか。
タワーレコードなど国内の大型CDショップでの面出しやポスター・試聴機での宣伝は、インディーズ・アーティストでも今や珍しいことではないのかも知れません。
しかし、初めて制作した個人のアルバムが、いくつものウェブマガジンやフリーペーパー(ele-king、indies issue等)に取り上げられたこと、特に海外の複数メディア(NeuFutur Magazine、Sound blab等)にディスクレビューやインタビューが掲載されたということは、非常に興味深い話です。
なぜそんなことが可能だったのでしょうか。その理由のひとつは、彼の作る魅力的な映像作品にあるのではないでしょうか。
彼の作るMVは、童話の絵本のようなものや粘土を使ったクレイ・アニメといった、童心をくすぐるものばかり。だからこそ、言葉の壁を越えて観る人を魅了するのだと思います。
これからの時代、インディーズ・アーティストが生き残っていくためには音楽だけに留まらないマルチな活動と、どのように自分を魅せるかというセルフプロデュース力が必要だということを、改めて実感させられます。

 

『PANAMA』
このMVももちろんハナカタさんの手作り。素敵。僕はこの映像で一発で彼のファンになりました。

◆ハナカタマサキの場合

アルバム『Lentment』の楽曲では、

ハナカタさんがひとりで全ての楽器を演奏しているわけですが、その数は実に30種類以上!中には本人自作のオリジナル楽器まで含まれているというから面白い。
そうやってたくさんの楽器が鳴っていることで生まれる「ごちゃごちゃ感」が、彼の曲が纏う少年性というか遊び心を生み出している大きな要因だと思います。
偶然性までも計算されたかのようなごちゃごちゃ感と、ギター速弾きや変拍子といった散りばめられた技巧的なフレーズ。それでも曲が押し付けがましく響かないのは、彼の優しい歌声がそれらを全て包み込んでいるからでしょう。大好きです。
もっともっと多くのみんなに知ってほしいアーティストです。ハナカタマサキ。要チェックです。

ハナカタマサキ公式HP
http://masakihanakata.com

◆この記事の投稿は…

【てんやわんやのインディーズ大特集⑧】ハナカタマサキというアーティスト
坂元 健太郎 (さかもと けんたろう)
千葉県出身。1986年5月5日生まれ。
東京都を中心に活動中のバンド「てんやわんや」のリーダー。
担当はボーカル/ギター。

てんやわんや公式ブログ
http://tenyawanyadesuyo.web.fc2.com