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06月05日11時06分

ChromeCast(クロームキャスト)を試してみた

5月28日に日本で発売されたGoogleのChromeCast。一体これはどのようなデバイスなのだろうか?早速試してみた。

話題沸騰!クロームキャストとは一体なんだろうか?

日本国内での発売は2014年5月28日と非常に最近の話だが、実は本国アメリカでは2013年に発売されている。約1年遅れでの日本版リリースだ。
このデバイスは、簡単にいうと家庭にあるテレビとスマートフォンをWiFiで繋げて、スマートフォンで見ている映画やアプリ、音楽の再生などがテレビで可能になる、というものだ。

スマホの小さい画面では迫力が伝わってこなかった映画も、大画面で大いに楽しめる、という仕掛けだ。

価格はなんと4,200円。非常にお手頃な価格である。

早速届いたので開封してみた

筆者はとてもデジタル物が大好物なデジジャンキーだ。
新しいデジタルギアには目が無い。勿論、このクロームキャストも例外ではない。

Amazonで購入していつ届くのか?とワクワクしながら待っていたら、朝注文したのに夕方には届いた。なんという迅速な配送だろうか。恐るべしAmazon。

Amazonのダンボールを開封すると、思ったよりも小さい箱が出てきた。

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手のひらよりもちょっと大きいくらいのサイズだ。こんなに小さいのか。

ワクテカしながら開封してみようと、開け口をさがしてみると、ぬーっとスライドさせて出すタイプだった。
出た内箱にもきっちりとGoogleChromeのマーク。うーん、しっかりとブランド力ついているなぁ~。

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内箱には簡単ではあるが、説明書らしきものが印刷されていた。
箱に印刷して紙代を浮かせるというのも経費削減のコツなんだと、改めて実感。
確かに簡単な商品であれば説明をするのに分厚い説明書は不要だ。アタマイイネ、Google。

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内容物は至ってシンプル。

本体と電源コード、オプションとしてテレビのHDMI端子に直接差し辛い場合を考慮しての延長ケーブル。
この3つしか入っていない。

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クロームキャストをテレビにつなげてみる

さて、ここにきて筆者のボルテージは最高潮を迎える。
やはり新商品のデジタルギアはたまらないね。いいよホント。ドキドキしちゃう。

そんな気持ちを抑えながら、我が家のテレビにクロームキャストをつなげてみた。

接続端子はHDMI端子オンリーだ。もしテレビのHDMI端子をブルーレイレコーダーなどにつなげている場合ははずさなくてはならない。
最近のテレビはHDMI端子が2個ついていることが多いから、イケることもあるのかな?

ちなみに我が家のテレビは少し前の型の東芝レグザだ。背面パネルから挿すことができる。
挿した場面を写真に撮ろうと思ったが、あまりにもホコリまみれで汚かったので自粛させていただきました(涙)

さて、クロームキャストをテレビのHDMI端子に繋げて、テレビの電源をON!

チャンネルをHDMIチャンネルに切り替えて見ると

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きたぞきたぞ!
初期のセットアップが必要だと促される。この表示されているURLにアクセスしろ、ということらしい。

クロームキャストのセットアップはアプリで簡単。

表示されたURLにアクセスしてみると、アプリをダウンロードしろという指示が出た。

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筆者のスマホはiPhoneなので、AppStoreからダウンロードを行うことになる。画面に出るがまま、アプリをダウンロードして起動させてみると、いきなりクロームキャストを探しだした。
なんてせっかちなアプリさんだ。だがそのサクサク進む設定は素晴らしい。よし、探しておくれアプリさん。

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スキャンが終わると、今度はテレビの画面が変わりだした。

おぉ、やはり繋がっているのだな。素晴らしい技術だ。

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このアップデートが少し時間がかかった。
おそらく、日本発売品と米国発売品都の間で1年間のタイムラグがあるので、その間のバグフィックスをしているのだろう。
アップデートは大事だからね、ウンウン。

このアップデートが約5分程度だっただろうか。思ったよりも時間はかからなかったが、WiFi環境として回線が細い場所だともう少し時間がかかるのかもしれない。

アップデートが完了すると、再びテレビの画面が変わる。

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よし!きたぞ!これで使えるようになる!

セットアップがここまで簡単にできると、他の製品とくらべても非常に優秀だろう。たいていのデジタル新商品は、特にこういったネットワーク系の商品の場合、セットアップの際に何かしら躓くことが多いのだがクロームキャスト君は非常に優秀だ。評価はA+だ。素晴らしい。

テレビとスマホを繋げたらどうなるのか?Oh!大画面!

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YES!できてますよ!いつでもバッチコイ!大丈夫だ、問題ない!

・・・・ん?

なんとセットアップが終わって、ここで画面が止まってしまった。
次はどうしたら良いのだろうか。皆目検討つかない。

おぉ、そうか、画面にYoutubeのロゴが出てるということは、Youtubeをスマホで見れば良いのか。

わかりにくい・・・・わかりにくいぞクロームキャスト君・・・。評価B+だ。

Youtubeで映像を楽しむにあたり、とりあえず画質・音質を試すには音楽のPVが持って来いだ。
というわけで、公式チャンネルを出しているAKB48のPVを選んでみよう。

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よし、ここは筆者が現在、一生懸命ダンスを覚えようとしている「恋するフォーチュンクッキー」をチョイスだ。
スマホの画面をタップすると見慣れないアイコンが出現。なんだこれは?

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迷わず再生を押してみると・・・

photo12 photo13 photo14おおおおおおおお!!!

なんとテレビの大画面で再生が始まった。
なるほど、そういうことか。

 

Androidユーザーにとっては恩恵がある製品か

ひと通りAKB48のダンスを堪能した筆者が我に返った時、ふと思った。

「あれ?Youtube以外に何が描写できるの?」

そう、そこが問題だ。
例えばスマホに入れているアプリなどを大画面で出せれば非常に良い。
最近のスマホのゲームでドハマリしているClash of Clanなんかが大画面できたらとても面白いだろう。

しかし、クロームキャストの説明書(箱?)にはそういった利用方法は書かれていない。
セットアップの際に用いたアプリを起動させても、そういった内容の記述はどこにも書かれていない。

あれ?もしかしてこれだけ?

残念なことに、そう、これだけだったのだ・・・・。

現状、クロームキャストに対応しているのはGooglePlayというAndroidアプリがメインになっている。
iPhoneユーザーはGooglePlayが搭載されていないため、利用ができない。
本来であればGooglePlayアプリ上において映像や音楽などを楽しめるのだが、iPhoneユーザーはそれらが利用できないのだ。

何というも盲点。

Youtubeだけを見るのであれば限度がある。筆者はドカーンと迫力のある映画をオンラインで見れると思っていたが、実際にはそう簡単にはいかないようだ。

そう考えると、Androidユーザーには沢山の恩恵があるのだろう。
そりゃそうだな、AndroidはGoogleの開発したOS。自社製品を優遇するのは当然の理屈だ。

だが、そうなるとiPhoneユーザーはどうなるのか?
惜しい、惜しいぞクロームキャスト君。評価C-だ。

最終評価C-のクロームキャスト君、将来性はどうなのか?

とはいえ、実際には将来性としてはどうなのだろうか?

実は、Docomoが提供している「Dビデオ」とAuが提供している「auビデオパス」がクロームキャストに対応しているのだ。
つまり、スマホ経由で映画をオンライン入手し、大画面で流すことができるわけだ。

現状、対応しているものはこの2つのようだ。

双方とも、月額費用が発生するオンデマンドサービスだが、レンタルビデオ店に足を運ぶ事を考えれば、自宅にいながら好きな映画を好きな時間に楽しめるメリットは大きい。
筆者はホラー映画ジャンキーなのだが、なんとauビデオパスにはレンタルビデオ店にはもはや置いていない、マニアックなホラー映画まで存在した。
まぁ、誰がこんなマニアックなものを見るんだ、と突っ込みたくなったが、筆者にとっては涎水ものだ。素晴らしいサービスだ。

将来的にどこまで利用価値が上がるのかは未知数だが、現状としてはサービスの提供者が居なければ利用をすることが難しいようだ。
今後の将来に期待して良い製品だろう。

何よりも価格が5000円以下という事が、このデバイスを広める後押しをすることだろう。
デバイスが広まれば、それらを利用するサービス提供者の数も増えるはず。

今後に期待の製品・サービスだ。

(著者:三品龍介)