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05月28日12時50分

人につきまとったら罪!?(意外と知らない!?軽犯罪法⑮)

繁華街を歩いていて、客引きの勧誘に不愉快な思いをしたことはありませんか?今回はそういった行為に関するお話です。

追随等の罪

軽犯罪法第1条第28号は、「他人の進路に立ちふさがつて、若しくはその身辺に群がつて立ち退こうとせず、又は不安若しくは迷惑を覚えさせるような仕方で他人につきまとつた者」と規定されています。
この規定で想定されているのは、客引きなどが勧誘するために通行人の前に立ち塞がったり、後ろから執拗に付いてきて声を掛けたりするような状況です。こういった状況を放置していると、ちょっとした暴力沙汰などのトラブルが発生するおそれがあることから、この規定で取り締まろうとしているわけです。
ただ、現在では、風営法によって、本規定より重い罰則が規定されています。あまり執拗な勧誘を行っていると、取り締まりの対象とされてしまいますので、注意が必要です。また、恋愛感情をきっかけとした付きまとい行為は、いわゆるストーカー規制法によっても処罰されます。
ちなみに、タレントにサインを求めるためにファンの人たちが群がるような状況は、本規定には抵触しないとされているようです。

暴行等共謀の罪

軽犯罪法第1条第29号は、「他人の身体に対して害を加えることを共謀した者の誰かがその共謀に係る行為の予備行為をした場合における共謀者」と規定されています。
この規定からは、具体的にどういった行為が禁止されているのか少々分かりにくいですが、例えば、人に暴行を加えることを共謀して計画し、実際に凶器などを持ち寄ったり、待ち伏せをしたりした場合に、その共謀に参加した者が処罰されるということになります。そういった反社会的な話し合いには参加しないことが肝要ですね。

つづく

このコラムの担当は

人につきまとったら罪!?(意外と知らない!?軽犯罪法⑮)
弁護士 矢吹保博
民事事件・家事事件・刑事事件など幅広く多様な事件を取り扱う傍ら、「株主の権利弁護団」に所属し、カルテル事件などに関する株主代表訴訟なども取り扱う。

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