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05月21日12時58分

道にたんを吐いたら罪!?(意外と知らない!?軽犯罪法⑭)

街中でこんな人を見かけたことないでしょうか?実は、軽犯罪法に違反している行為なのです。マナー違反では済みませんね。

排せつ等の罪

軽犯罪法第1条第26号は、「街路又は公園その他公衆の集合する場所で、たんつばを吐き、又は大小便をし、若しくはこれをさせた者」と規定されています。
駅のホームや道路で、突然何の躊躇もなく、たんやつばを吐く人を見かけたことはありませんか。そんな様子を見かけると、非常に不愉快な気分になりますね。また、飲み会などで少し飲み過ぎてどうしても尿意を我慢できなくなったのか、道路などで排便している人を見かけることもあります。本規定は、そういった行為を罰するものです。
排せつが許されないことは感覚的にもご理解いただけると思いますが、たんやつばを吐く行為も禁じられています。社会人として恥ずかしくない行動を取ることが必要ですね。

汚物又は廃物投棄の罪

軽犯罪法第1条第27号は、「公共の利益に反してみだりにごみ、鳥獣の死体その他の汚物又は廃物を棄てた者」と規定されています。
先ほどお話ししたように道路などの公共の場で排せつをすることだけでなく、汚物を捨てることも、本規定によって禁止されています。
そして、本規定では、鳥獣の死体などを投棄することも禁じられています。
軽犯罪法第1条第12号では、人に危害を加えるおそれのあるペットを逃がす行為が禁止されていましたが、この規定では、そういったペットなどの死体を投棄することが禁止されているのです。
生きている間は可愛がっていたものの、死んでしまった途端に興味を失い、安易にその死骸を捨ててしまうような行為は、飼い主としての責任を果たしているとはいえませんね。

つづく

このコラムの担当は

道にたんを吐いたら罪!?(意外と知らない!?軽犯罪法⑭)
弁護士 矢吹保博
民事事件・家事事件・刑事事件など幅広く多様な事件を取り扱う傍ら、「株主の権利弁護団」に所属し、カルテル事件などに関する株主代表訴訟なども取り扱う。

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