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05月19日12時50分

株式会社をつくろう!(11)(合同会社と比べてみた偏)

会社を設立しようとしたときに、株式会社の他に検討されやすいのが、合同会社です。 では、合同会社は株式会社とどこが違うのでしょうか? 比較しながら、ご説明します!

持分会社

合同会社は、持分会社の一種です。
持分会社は株式会社と同じように、営利を目的とする会社で、出資を受けて設立します。

持分会社では、
「出資者の権利」を、「持分」と言います。(株式会社では「株式」)
「出資者」のことを、「社員」といいます。(株式会社では「株主」)
ここで言う「社員」というのは、通常使われる従業員ではなく、「出資者」のことです。
使われている言葉は違いますが、株式会社と持分会社は似ているのがわかります。
でも、違っている部分もたくさんあります。
持分会社が株式会社と大きく違うのは、持分会社では、「出資者(社員)」=「経営者(役員)」であるということです。(株式会社の場合→http://media-dp.com/1748/

社員の責任

持分会社の社員(出資者)には、2種類の社員があります。
一つ目は、株式会社の株主のように、その責任の限度が有限、つまり、会社に出資金を支払った時点でその責任を果たし終わっている社員、「有限責任社員」です。(株式会社の株主の責任→http://media-dp.com/1817/
もう一つは、会社の債務について、自分自身の個人の財産からも弁済をしていく義務がある社員、「無限責任社員」です。

持分会社の種類

持分会社の種類には、合同会社、合資会社、合名会社の3種類があります。
この3種類の会社は、その構成する社員によって、次のように分類されます。

◯合同会社:全員が有限責任
◯合資会社:無限責任社員と有限責任が存在する
◯合名会社:全員が無限責任社員

上記のとおり、合同会社は有限責任社員のみで構成されています。

株式会社と似ている?!

以上のように、合同会社は、持分会社であり、有限責任社員のみが、その構成員であるため、出資者(株主)が有限責任である株式会社と非常によく似ている会社です。

持分会社は、社員(出資者)が経営者となり、社員の新規加入や持分の譲渡が厳格に定められているため、出資者=経営者であり、社員同士のつながりも強いと言えます。

一方、株式会社でも、中小規模な会社の場合、出資者=経営者であり、株式の譲渡制限が定められており(http://media-dp.com/1863/)、株主同士も家族や親族同士であることが多いため、この場合、合同会社と株式会社は、ほとんど同じと言ってもいいかもしれません。

では、どちらを設立する方が良いのでしょうか?

定款の認証(株式会社の場合→http://media-dp.com/1863/)も必要ない合同会社は、株式会社よりも安い費用で設立できるため、何でもいいから、とりあえず、会社を作りたいという方にはちょうどいいかもしれません。

ただ、合同会社のことをそもそも知らない人が多く、知っていても安い費用で設立できるということも知っているということが多いので、会社に対する信頼度は、株式会社の方が大きいと言えます。

このコラムの担当は

司法書士 森高悠太
ホームページ→http://www.moritaka-leo.jp/

司法書士 もりたか 法務事務所
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