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04月30日12時50分

肌を出したら罪!?(意外と知らない!?軽犯罪法⑪)

気温が暖かくなってくると、露出の多いファッションをすることも多いと思いますが、今回はそんなファッションにも注意が必要というお話です。

変死現場変更の罪

軽犯罪法第1条第19号は、「正当な理由がなくて変死体又は死胎の現場を変えた者」と規定されています。
刑事ドラマなどで、死体遺棄現場の現状をできる限り保存しながら、現場検証を行っているシーンを見たことがあると思います。これは、事件の証拠が散逸してしまうことを防ぐためです。本規定も、同じ趣旨で設けられたものです。
「変死体」とは、犯罪が原因で死亡したことが明らかでない死体のことです。つまり、少しでも犯罪によって死亡した可能性がある死体のことです。そして「現場を変えた」とは、死体の位置を変えたり、血痕を拭き取ったりするだけでなく、周囲にある物を移動させたりするような行為も含まれます。万が一、変死体を発見したような場合には、現場をそのままにしてすぐに警察に連絡しましょう。

身体露出の罪

軽犯罪法第1条第20号は、「公衆の目に触れるような場所で公衆にけん悪の情を催させるような仕方でしり、ももその他身体の一部をみだりに露出した者」と規定されています。
現代では、「もも」を露出したファッションは珍しくありませんし、一般的にも公衆に嫌悪を感じさせるようなことはないですので、この規定に基づいて逮捕される可能性は低いですが、「しり」や乳房などを露出することはやめておきましょう。
数億円もするドレスや宝飾品に身を包み、極めて露出の多い服装でテレビのバラエティ番組に出ているタレントがいますが、テレビの撮影でもないにもかかわらずあのような露出の多いファッションで公道を歩いていると、この規定に抵触する可能性がありますね。

 

つづく

このコラムの担当は

肌を出したら罪!?(意外と知らない!?軽犯罪法⑪)
弁護士 矢吹保博
民事事件・家事事件・刑事事件など幅広く多様な事件を取り扱う傍ら、「株主の権利弁護団」に所属し、カルテル事件などに関する株主代表訴訟なども取り扱う。

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