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04月22日21時30分

日本だけで売れていない海外の最高のバンド達②(Ray Lamontagne, Damien Rice)

一般的に洋楽と言えば、アメリカの音楽か、イギリスの音楽。 そうであるなら、イギリスやアメリカの音楽は、ほとんど日本に入って来ているんだろうと思いがちですが、違います。 ブルースや、ジャズの発生から成り立ち、現代の最先端音楽に至るまで、アメリカの音楽業界は非常に広くて深く、日本に輸入されている音楽は全てではないのです。 またイギリスもビートルズやエリック・クラプトンを生み出した土壌から、それこそ数えきれないアーティストが活動し続けています。 しかし、音楽も経済活動であるので、やっぱり売れる音楽が優先して輸入されます。 でも、売れなくても素晴らしいものは、素晴らしい。 今回はその中でも素晴らしいライブを行っている、遅咲きのアーティストを二人ご紹介したいと思います。

カントリー&ルーツ・ロックの天才、Ray Lamontagne

ローリング・ストーン紙ではシンガーソングライターのベスト10 にまで選ばれた、Ray Lamontagne。日本に来日したことはあるのですが、カントリー系のジャンルは日本ではあまり人気が高くないためか、グラミー賞を受賞したにも関わらず、なかなか話題にはなっていませんでした。
しかし、彼のライブパフォーマンスは非常に素晴らしく、ファンからはライブアルバムが欲しい!との声が絶えないほど。
そして、彼の10年に渡る活動の集大成とも呼べる新作『Supernova』が、4月29日から発売されます。
動画はそのタイトル・チューン、「Supernova」。
聞く人をのめり込ませる安定したテクニックと、音楽を聞かせようとする真摯な姿勢。一度ハマってみてはいかがでしょうか?

 

極北の音を奏でる天才、Damien Rice

 アイルランドのダブリン生まれのアーティスト、ダミアン・ライス(Damien Rice)。
 29歳の時に発表したデビュー・アルバム『O』で本国のアイルランドやアメリカでは一躍有名になった彼ですが、彼のインタビュー嫌いも同じぐらい有名です。
 2007年のアルバム『9』では売れに売れて、Fuji Rock Festivalの参加まで予定されていましたが、急病のために来日できなかった事もあり、なかなか日本では有名になっていません。
 その点については彼自身、捕鯨に反対しているという事もありますが、それ以上に謎の多いアーティストで、あくまで音楽を演奏するのだという、頑なな姿勢を崩すことはありません。
 しかし、だからこそ彼の音楽は、冷たくそれでいて優しく、悲しみに溢れながらも全て拾って行くような音で満たされています。
 10年近い活動のうち、まだ2枚しかアルバムはありませんが、どちらも念入りに作られた名曲ぞろい。
 動画は、彼のファーストアルバム『O』から「Volcano」です。
 春の肌寒さを感じる今の季節、アイルランドの春を思い浮かべながら聞くのも、一興かもしれません。

 

さて、再来週も…

さて、今回はあまり知られていない、アコースティックなアーティストを紹介させて頂きました。
どちらも30歳頃のデビューという若干遅咲きのアーティストではありますが、遅咲きだからこそ深みのある音は、どこか懐かしいのに新しい味わいを感じさせてくれます。
まだまだ知られざる数多くのアーティスト、再来週もご紹介させて頂きます。