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04月08日22時00分

日本だけで売れていない海外の最高のバンド達①(マシュー・シェディッド)

一時期、東京で手に入らない音楽はない。と言われることがありました。 しかし、インターネットの発達によって、私たちはどこでも、ありとあらゆる世界や音楽にアクセスできるようになり、より深くより多くのメディアに触れることができるようになってきました! そこで、CD時代には日本で手に入らなかった、海外の素晴らしいアーティスト達をご紹介していきたいと思います! 今回は、フランスの国民的アーティスト、マシュー・シェディッドです!  

フレンチ・ポップというジャンル

 フランスの音楽と言えば、シャンソン。でも、シャンソンってどういう意味でしょうか?
 シャンソンとは、もともと「フランス語で」という意味で、厳密な区別はされていません。
 そのため、フランスで歌われている歌謡曲全般、そして他国の歌をフランス語で歌ったものもシャンソンとして分類されることがあります。
 日本でも今は亡き淡谷のり子さんを筆頭として、様々な曲が輸入され、歌い継がれてきました。
 そんなシャンソンの特徴は、やっぱり独特の雰囲気を漂わせるフランス語特有の発音です。
 現代、フランスの歌謡曲は「フレンチ・ポップ」とも呼ばれており、ロックやファンクのセンスを取り入れながらも、フランス語の発音によって「シャンソン」らしさを演出しています。
 そのフレンチ・ポップからご紹介したいのが、「‑M-」の名義で活動を続ける、マチュー・シェディッドです。

 

‑M-ことマチュー・シェディッドとは

 ひと昔前、日本でも放映されたフランスのアニメ映画「ベルヴィル・ランデブー」というのがあります。
 主人公のお婆さんと孫がフランス最大のサイクリング・レース、ツール・ド・フランスに参加する中、様々な障害が襲ってくるという映画で、日本でもなかなか話題になりました。
 第76回アカデミー賞にも歌曲賞でノミネートされた「ベルヴィル・ランデブー」の主題歌「ベルヴィルの三つ娘」を歌っていたのが、‑M-ことマシュー・シェディッドです。
 ちょっとネジが狂ったようなスイング感や、古き良きジャズを感じさせながらも、決して古びない素晴らしいアンサンブルは、見事の一言。
 これはかなりの技術がなければ出来ないぞ、と思い、アルバム作品をあたってみたところ、やっぱり正解。
一級のアーティストでした。

M – Les triplettes de Belleville

‑M-というアーティスト

たった1文字のバンド名で活動するマチュー シェディッド。 ヘアスタイルまでも「M」の文字にしてしまうという、どこかコミカルながら音楽は真剣そのもの。 様々な要素がミックスされた音楽は、シンプルなのに豪華、王道なのにスタイリッシュ。 ショーン・レノンや、ルル・ゲンズブールなど偉大なアーティストの子供達とも競演し、ライブを開催すれば多くの人々を動員し、国内では最優秀男性アーティスト賞やベスト・コンサート賞なども獲得しているフランスの国民的アーティストであります。 日本では、フランス語の教科書に彼の記事が反映されることもありましたが、まだまだ知る人ぞ知る音楽でもあります。 スクリーンショット 2014-04-08 21.10.14

マチュー シェディッドの、今

2012年の10月に発売された現在での最新アルバム「il」(iTunes Store)は、デラックス版も発売されるなど、一曲一曲の仕上がりが素晴らしく、まさに音楽の到達点とも言える作品に仕上がっており、お勧めしたい逸品です。
そして、2014年は、上海とアムステルダムの二人が結成した、前衛的ながらもダンサブルなナンバーを作り上げるユニット「AM444」との1曲「ShenJingMoShao(神経末梢)」がリリースされたところです。
これからの音楽を切り開いていってくれる彼のアーティスティックな感性、見逃せません。

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