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04月04日12時30分

日本人がリバウンドしやすいのは遺伝子的に太りやすいから・・・ 褐色脂肪について

日本人の遺伝子は、DNAが長年の経験で変異し大昔から人類が厳しい環境を生き抜くため、省エネ型遺伝子になり今日まで継続しています。遺伝子のハイブリッドカーとも言える日本人の遺伝子には、現代の飽食の時代では栄養過多となり太りやすい傾向にあるのです。 前回はダイエットの大敵である白色脂肪細胞について考えてみました。 今回はダイエットの味方になってくれる褐色脂肪細胞についてです。

脂肪には2種類ある? 褐色脂肪細胞について

前回のテーマでお話しました白色脂肪細胞は、エネルギーを貯めこむ性質をもちます。

その反対に
褐色脂肪細胞は、対内に蓄積された余分なエネルギーを放出させる性質を持ちます。

褐色脂肪細胞の働きが活発な人は、エネルギー消費量は当然多くなります。

ですが、前回から伝えている通り、日本人が持つ倹約遺伝子によって、エネルギー消費は一般的に抑えられがちになるので、蓄えるほうが強く働き、褐色脂肪細胞の働きが強い人でも太りやすくなります。

生まれたばかりの赤ちゃんには、褐色脂肪細胞は100g程度ありますが、成長期に入ると徐々に減少していき、成人になると40g程度になることから、歳を重ねると共に脂肪がつきやすくなるのは逃れようのないことなのです。

この褐色細胞は、首筋、わきの下、肩甲骨のあたり、心臓や腎臓の周りにあります。

つまり年齢とともに減少してくる褐色脂肪細胞を活性化させることを意識してダイエットを心がけるようにすればよいのです。

ダイエットするには褐色脂肪細胞を活性化させろ!

ダイエットを目指すには、褐色脂肪細胞を上手に活用することが成功に近づくポイントです。
活用方法として4つのステップがあります。

 

1.余分なエネルギーが中性脂肪になり、白色脂肪細胞に蓄積される。

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2.レプチンというホルモンが脳に対して「脂肪が多いよ!」「このままじゃ太るよ!」と伝達します。

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3.レプチンにより伝えられた脳が、「体を動かしてエネルギーを消費せよ」とやる気神経の交感神経に指令し心身ともに活動状態をONにします。

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4.心身ともにアクティブな時は、褐色脂肪細胞の働きが活性化し中性脂肪が燃焼してエネルギーとなり消費されます。

このように太り始めると、ホルモンは常に太らないように指令を出そうとしています。その指令を無視するか、実行するかでダイエットが成功するかどうかが決まります。

では伝達ホルモンのレプチンとはどのようなホルモンなんでしょうか?
そしてどうすればレプチンが活性化するのでしょうか?

ダイエットの起点となるレプチンのコントロール方法

レプチンをコントロールする上でじゅうような要素が2つあります。

1.早食いとドカ食いの禁止

レプチンは体脂肪の見張り役とも言われています。
レプチンは食べた分量に合わせて、そのたびに分泌されるホルモンです。分泌されたホルモンは脳に伝達されて、交感神経を活性化させ、褐色脂肪細胞の働きを活性化させてくれます。

ではなぜ、早食いとドカ食いはだめなのか?
レプチンが分泌され脳に伝達されるまでの時間は、食事を開始して20分から30分なのです。
食事のスピードが速いと満腹信号をキャッチしにくくなるので、必要以上の量を食べてしまう上に、そのような状態が習慣化してしまうと、常にレプチンが分泌され、脳の満腹サイン自体を見逃してしまうからなのです。

したがって、よく噛んでゆっくり食事をすることで、満腹サインをキャッチすることで、過食を避けることにもなるのです。

 

2.急激な減量も禁止

あなたのまわりにもリバウンドダイエッターが一人や二人いるとおもいます。
急激な減量にもじつはレプチンが大きく関わっています。
急に体重が減ると、脂肪の見張り役であるレプチンが「脂肪が減ったので備蓄せよ!」との指令を脳に出します。
そして減った脂肪を取り戻そうとします。
これが繰り返されるとレプチンの働きが鈍り、痩せにくい体になるという悪循環を招くのです。

 

ダイエットは確実にゆるやかにするのがコツですよ!

次回はよく聞くキーワード、基礎代謝について考えていきましょう!

 

この連載の担当は・・・

日本人がリバウンドしやすいのは遺伝子的に太りやすいから・・・ 褐色脂肪について
井上 千明
医学博士
健康管理士
健康カウンセラー
ホリスティックラボ主催

http://www.bontec.co.jp

結婚、出産育児、妻、母親そして企業家経営者という体験から、なにか社会の役に立ちたいという意識を強く持ち、現代人の健康と生活に密着した一番大事なものとしての、「水」に注目、美味しく安全なる水を消費者に送り出す。また心身を患う人びとへメディカルアドバイザーの立場から副作用の無いバイオテクノロジーによる薬用飲料の普及活動に携わる。現在は株式会社ボンテックでアドバイザーを務め、健康不安を感じる方からの電話相談を幅広く受けている。