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03月10日12時57分

株式会社をつくろう!(1) 株主の権利 編

会社をつくろう!と考えたときに、すぐに思いつくのが株式会社だと思います。 むしろ、株式会社しか思いつかないという人もいるのではないでしょうか。 実は、他にも会社の種類はあるのですが、なぜ株式会社なのでしょうか? まずは、株式会社の特徴からご説明します。

所有と経営の分離

まず、株式会社の大きな特徴として、「所有と経営の分離」があります。
株式会社では、株主が会社にお金を出して(出資)、株主が選んだ役員が会社の経営を行います。
このように、株主(出資者)は、お金は出しますが、直接的には経営を行わず、会社の経営は取締役などの役員に任せることになります。
これを、専門的には、「所有(株主)と経営(役員)の分離」といいます。
ただ、中小企業では、株主と役員が、同一であることが多いので、実質的には、所有と経営は分離していない会社も多いです。

株主の権利

株主には、株主総会での議決権(投票権)が1株につき1個与えられます。
株主総会では、役員の選任・解任などの会社の重要事項を、株主の議決権の多数決により決定します。
つまり、株主は、役員を選んだり、役員が提案する重要事項の承認・否認をしたりする権利を持っているということです。
株主は、直接会社を経営するわけではありませんが、間接的に会社を動かしているともいえます。
また、会社に利益が出ていれば、株主は、その保有している株数に応じて、配当を受ける権利も持っています。
このように、株主は、会社のオーナー(所有者)として、会社を間接的に動かし、会社の利益から配当得る権利を持っています。

株主による所有

株主が、会社を最終的にコントロールする権限(取締役等の役員を選任・解任する権限、会社の運営上重要な事項を承認する権限)を持っていること、会社の純利益は配当によって株主に還元されることから、法律上は、会社は株主のものといえます。
法律上の意味とは別に、哲学的な議論で「会社は誰のものか」という議論もありますが、考え方は人それぞれですので、ここでは、法的な説明をするに留めておきます。

 

つづく
次回は株主と役員の責任についてご説明します。

このコラムの担当は

司法書士 森高 悠太

司法書士 もりたか 法務事務所
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