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03月07日12時30分

女性は気をつけよう! 腎盂腎炎

女性がかかりやすい病気があります。今日紹介する腎盂腎炎もその代表例です。飯島愛さんが芸能界を引退する動機となった病気とも言われています。実はこの腎盂腎炎、女性はとてもかかりやすい病気でもあり、常にその危険性が有ることを認識してもらいたいのです。

腎臓を知ろう

腎盂腎炎を語る前にまず腎臓がどのような臓器かを知る必要がある。下の図を見てもらいたい。

©Piotr Michał Jaworski; PioM EN DE PL

©Piotr Michał Jaworski; PioM EN DE PL

腎臓は体中の血液が老廃物を出すために集まってくる場所です。解毒と栄養の再合成をする肝臓と同様身体に無くてはならない大切な臓器なのです。肝臓はとっても回復力が速い臓器で、例えば3分の2を切り取っても、残りの3分の1はしばらくすると元のサイズに戻ることができますが、腎臓は悪くなると全開しにくい臓器ですので、大切だからこそ2つ持っていることはうなずけます。
腎臓に集まる血液の量は毎分800mlから1200mlといわれています。
血液は大動脈から直接つながった血管から集まってきており、そこに入る血液は、主に老廃物をろ過する目的で集まってくるのです。

ここで作られたのがオシッコの元である尿であり、それが腎盂(じんう)というロート状のところに集まって膀胱でオシッコとして出るまで貯められるのです。

腎盂腎炎はどうしておこるのか

腎盂腎炎の主な原因は細菌感染であり、オシッコがなんらかのタイミングで膀胱から腎盂に逆流して発症します。
そしてその細菌は尿道の出口から入り込んできます。
ですので、膀胱炎と腎盂腎炎は発症のメカニズムが似ています。

腎盂腎炎の場合、細菌によって腎盂が炎症または膿(うみ)ができて、発熱や殴打痛(せなかをドンドンと叩かれたような痛み)そして腰痛が危険シグナルとして発症します。
そして腎盂腎炎は女性がかかりやすい病気なのです。

なぜでしょうか?

それは尿道が男性に比べて短い上に、尿道の出口が男性に比べて入り組んでいるので、常に細菌が入り込みやすいからです。
でも普段なら全く問題はありません。
それは身体の免疫能力によって細菌の逆流を防ぐことが出来るからです。

でも、ストレスがかかりすぎる、過労が重なる、オシッコを我慢しやすい環境、極端な細菌が繁殖しやすい環境などで、細菌が逆流してしまうときに、体の抵抗力が負けてしまうのです。

腎盂腎炎はどうやったら治るの?

現在の医療では抗生物質の薬を飲んだり、点滴を打ったりして治すことが基本となっています。
そして集中して治療をすれば急性の場合はすぐに治る可能性が高いので、お医者さんは入院を勧めると思います。
基本はお医者さんの治療方針に従うべきだと思いますが、忙しい現代では入院出来る状況ではない人もたくさんいると思います。
その場合はお医者さんにお話をしてみてください。きっと貴方の症状にあったお薬を出してくれると思います。

でもそれはお医者さんにかかった時のお話。私達が民間レベルでやれることもあります。

1.お酒はダメ!
とにかく腎臓に負担をかけない。ですのでできるだけお水を飲みましょう。目標は1日2リットルです。それも一気飲みはだめです。1日を掛けて少しずつ、ゆっくりのみましょう。
あと冷たいお水もあんまりよくありません。お腹を冷やさないようにしてください。

2.ストレスをかけすぎない。
仕事はどうしても休めないというあなた。仕事の量を落としましょう。そして楽しんでやる方法を見つけましょう。
一つの方法としては音楽を聞きながらするとか・・・
音楽のジャンルは問いません。貴方の好きな曲とともにノリながら仕事ができるようにしてストレスを感じさせないようにしましょう。
オフィスでそんなことはできないという方は、こっそり片耳だけにイヤホンで聞くのも、病気の間だけは上司に許してもらいましょう。

3.とにかく温めよう
体を冷やすことは抵抗力を下げてしまうことにつながります。腰にカイロを貼るも良いです。温めましょう。

4.清潔を保つ
毎日を清潔に保つ。当然のことですが、疲れて家に帰ってどうしても朝にシャワーを浴びようと考えてしまったりします。
やっぱり一日活動しているわけですから、それ以上の感染を防ぐためにもお風呂に入りましょう。

5.行きたくなったら行く!
これはトイレの事です。
腎臓や膀胱に負担をかけないためにも出そうになったら出してあげましょう。

腎盂腎炎は知らない間に身体を無理させてかかってしまう病気です。慢性化したりすると、血液が細菌に感染する敗血症になる可能性もありますので、今治さなければ!という時は、今後のことを考えて治療に専念しましょうね。

by さぽ