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02月25日13時30分

【ソチオリンピック】フィギュア・スケートの使用曲からの素晴らしき音楽たち

2週間の長きに渡って、私たちに大いなる感動を与えてくれた、ソチオリンピック2014。 今回は、テレビでも何度も放映されたソチオリンピックのフィギュア・スケートにて使用された、素晴らしい曲の数々をより深く楽しむ方法を書かせていただきます!

浅田真央選手からの1曲

さて、いくつもの場面で、最高の笑顔を見せてくれた浅田真央選手。
ソチオリンピックでの彼女の最高の演技であったフリー・スケートにて使用されたのは、ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」です。
ロシア出身の作曲者ということもあり、閉会式でも演奏されたピアノの名曲中の名曲でもあります。
また、手を10度(ドからミ)にまで開かないと演奏できない部分が多々ある難曲中の難曲でもあり、ラフマニノフの曲は、フィギュア・スケートで使用されると選手が失敗してしまうというジンクスなどもあります。
今回、オリンピックで使用された曲が収録されているのが、ボリス・ベレゾフスキーの『Rachmaninov: Concertos pour Piano Nos. 2 & 3 』です。
今、世界中で飛ぶように売れているこのアルバムですが、今回ご紹介したいのは、彼が一躍有名になったYoutubeの動画。
フランツ・リストの「超絶技巧練習曲」の全てを演奏したこの動画は、その音楽性の高さと卓越した演奏技術を存分に味わうことができます。
56分半もある動画ですが、ぜひ時間のある時に見ていただきたい、ピアノの魅力を余すところ無く表現した究極の名演奏です。

羽生結弦選手からの1曲

ソチオリンピックの男子ショート・プログラムにて、史上最高の101.45点を叩き出した、日本の誇り。羽生結弦選手。
この時に使われたのは、3年前に惜しむらくも58歳でこの世を去ったゲイリー・ムーアの『パリの散歩道(Gary Moore: Parisienne Walkways – The Blues Collection)』です。
リリース当時もイギリスのシングル・チャートで8位、今回のオリンピックでも問い合わせが殺到し、日本の音楽配信ランキング洋楽ロック部門では1位となるほどの名曲です。
ちなみに、この曲の元となったのは、ジャズとボサノバを融合したケニー・ドーハムの「Blue Bossa」というジャズ・スタンダード。
名曲が名曲を生み、そして名演となり語り継がれて行くことは、素敵なことですね。
動画は、ゲイリー・ムーア2003年「Mosters of Rock」のフェティバルより、「パリの散歩道」です。

 

高橋大輔選手からの1曲

ソチオリンピックに向けたショート・プログラムの選曲によって、奇妙な形でゴーストライター事件に巻き込まれてしまった、高橋大輔選手。
しかしながら、どんな噂をもかき消すようなパフォーマンスは、やはり彼の才能を実感させてくれるステージでした。
特に、フリー・スケーティングで使用したビートルズ・メドレーの選曲は、フィギュアだけでなく、センスの良さをひしひしと実感させてくれるものですね。
高橋選手がソチオリンピックで選曲したビートルズのカバーは、スウェーデン出身のクラシック・ギタリスト、イョラン・セルシェルの作品『From Yesterday to Penny Lane – Göran Söllscher Plays the Beatles』です。
イョラン・セルシェルは、クラシックに限らず様々なジャンルの音楽を演奏し、完成度の高い楽曲を演奏し続ける、全世界的に知名度の高い実力派ギタリストです。
下記の動画では、11弦クラシック・ギターという非常に特殊なギターも見物ですが、やはりギターを非常に美しく鳴らしきる職人技こそ聞き所。
曲は、バッハの「リュート組曲 パルティータ ハ単調」です。

 

名演技の裏に名演奏あり

名演の裏に名演奏あり

やはり、劇でも舞台でも、音楽と演技というのは切っても切れない縁があるものですね。
名演技の裏に名演奏ありと思えるほど、ソチオリンピックのフィギュア・スケートの選曲は、どれも本当に素晴らしいアルバムからセレクトされています。
まだ余韻さめやらぬオリンピックの熱があるうちに、音楽鑑賞も楽しんでみるというのも、一興ではないでしょうか。