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01月31日12時30分

BENシリーズ 便秘ブスから快便美人になろう! 2週目

便秘は今や国民病とも呼ばれています。
食生活の変化、腹筋が弱い、もともと胃腸が弱いなど、様々な理由はありますが、そのほとんどは自ら防げるものなのです。
この便秘について、をBENシリーズと名付け、排便のメカニズムや原因、予防方法などを一緒に考えていきましょう。

BENその5 前回までのおさらい

前回は排便までのメカニズムとして食べ物が口から入り、出てくるまでの過程を説明しました。
そしてどのようにして便(BEN)ができるのかを、便の内容物や水分がどこで吸収されるか、腸内は数百億個もの細菌の住み家になっていて、その細菌の大まかな働きや、食べ物がどのようにして運ばれていくのか、律動的分節運動(りつどうてきぶんせつうんどう)を紹介しました。
本日は、便秘の原因はなにかを考えていきましょう。

もしかしたら、思い当たるフシがあるかもしれませんよ。

BENその6 便秘の原因

原因を紐解く前に、まず『便秘』とはどの状態なのかを説明しましょう。

『便秘』とは、『自然の排泄メカニズムが乱れ、便が長時間腸内に留まって排泄されることが無いため不快に感じる状態、ならびにそのような消化器の状態。』を指します。

BENその6-1 便秘の原因 - 便意を見逃す

便意が最も起こりやすい時間帯は朝食後です。
夜の間に空っぽだった胃に食べ物が入ると、それが刺激になって腸が活発に働き始めます。
その刺激が胃から大腸へ(胃大腸反射)、直腸から肛門へ(直腸肛門反射)、伝わっていき、排泄が始まろうとします。
ところが便意が起こっても、時間が無い時は後回しになったり、痔の痛みのためにトイレに行くのを我慢したりすると、せっかくの便意が無くなってしまいます。すると同時に腸の動きである蠕動運動(ぜんどううんどう)が止まってしまい、排便のチャンスを逃してしまいます。

これが常習化されると、自律神経の働きが鈍くなっていき、便意自体を感じにくくなったり、強制的に便意が起こらなければ排便できなくなったりして、次第に便秘が常習化してゆきます。

BENその6-2 便秘の原因 - 食物繊維の不足

食物繊維は他の栄養素とは異なり、消化吸収されないためそのまま便の材料となります。
食物繊維は大腸内で発がん物質・余った水分・老廃物等を吸収してくれるので、とても大切です。
食物繊維が多ければ、便(BEN)の量や適度な柔らかさを保つことができ、その結果排便をスムーズにしてくれます。
無理なダイエットや間違ったダイエットを行っている人は、食事の量そのものを落としたりして逆に便秘になっている場合があります。

BENその6-3 便秘の原因 - 水分の不足

「トイレが近くなるから」とか「汗をかくから」との理由で水分摂取を控えると、便秘がますますひどくなります。
もともと便(BEN)の水分が不足しているうえに腸内でロングステイしていると、どんどん水分が吸収されてしまい、そしてますます固便(KATA-BEN)になってしまいます。
この水分ですが、ただ飲むだけ解消される問題ではありません。
さきほど、食物繊維が水分をつかまえるとお話しました。
食物繊維と一緒に水分を摂取することで保水力が高まり、良い状態の便(BEN)になるのです。

BENその6-4 便秘の原因 - 精神的要因

胃腸はとてもデリケートな臓器なのでストレスに大きく影響されます。
これは腸の働きが自律神経に支配されているからです。

食べ物は大腸の中を適度な速さで通過してゆきます。この動きのスピードというのがけっこうなクセモノで・・・
移動が遅くなると腸に停滞する時間が長くなり、水分が吸収され、ここでも固便(KATA-BEN)が生まれてしまいます。

逆に速度が速いと水分が十分に吸収できず柔らかい状態のままになり下痢便(GERI-BEN)となります。
例えば、多忙な仕事や家事、人間関係がうまくゆかないなど、進学、転居、転職、旅行などで、生活環境ががらりと変わることで、精神的ストレスや緊張が生じ、排便のリズムが狂って便秘になってしまうことがあります。

BENその6-4.1 ちなみに下痢便(GERI-BEN)は便秘の対義語ではない

ちょっと横道にそれますが、先ほど初登場した下痢便(GERI-BEN)。これは便秘の反対として思われがちですが、意外にもそうではありません。

下痢になって、便のサイズが小さくなりすぎて、外に排出されにくい状態もありえます。その場合は下痢であっても便秘ということになります。

BENその6-5 便秘の原因 - 運動不足

からだを動かすことは全身の血行を良くして新陳代謝を活発にして身体のリズムを整えます。
運動不足によって腹筋が弱くなると、大腸の運動リズムが乱れにつながり、便秘を悪化させることになります。
腹筋を強化して、大腸の運動リズムを補うことが、便通を良くするのに非常に効果的なのです。

長くなりましたので今日はこのへんで。
次回は便秘になったらどのような不調があるかを考えてみましょう。

この連載の担当は・・・

BENシリーズ 便秘ブスから快便美人になろう! 2週目
井上 千明
医学博士
健康管理士
健康カウンセラー
ホリスティックラボ主催

http://www.bontec.co.jp

結婚、出産育児、妻、母親そして企業家経営者という体験から、なにか社会の役に立ちたいという意識を強く持ち、現代人の健康と生活に密着した一番大事なものとしての、「水」に注目、美味しく安全なる水を消費者に送り出す。また心身を患う人びとへメディカルアドバイザーの立場から副作用の無いバイオテクノロジーによる薬用飲料の普及活動に携わる。現在は株式会社ボンテックでアドバイザーを務め、健康不安を感じる方からの電話相談を幅広く受けている。