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01月24日12時30分

BENシリーズ 便秘ブスから快便美人になろう!

便秘は今や国民病とも呼ばれています。 食生活の変化、腹筋が弱い、もともと胃腸が弱いなど、様々な理由はありますが、そのほとんどは自ら防げるものなのです。 この便秘について、をBENシリーズと名付け、排便のメカニズムや原因、予防方法などを一緒に考えていきましょう。

BENその1 排便までのメカニズム

普段の正常なときは何も感じないトイレ。
でも一度便秘になると不快感につつまれる。
日々の活動の気持ちにまでうっとおしくなる便秘。
実はこの便秘、慢性化すると思わぬ病気や身体のトラブルを引き起こす、と言っても間違いはないのです。

便秘がなぜ起きるのかを理解するためには、まず正常な排便の仕組みを理解する必要があります。

口(くち)
食べ物は噛み砕かれて唾液とともに食道を通ります。

胃(い)
強い消化酵素の胃液と混ざり合って、食べ物がお粥さんの状態になります。

十二指腸(じゅうにしちょう)
小腸の入り口で胆汁や膵液と混ざり、さらに吸収されやすい形に変化します。

小腸(しょうちょう)
ここで本格的な吸収が始まります。体に必要な栄養分と水分が食べ物からどんどん抜き取られます。
小腸のヒダは折りたたまれた状態になっており、実際に広げるとテニスコート1面に匹敵する広さを持っています。身体にとって大変重要な臓器でもあります。

大腸(だいちょう)
小腸で吸収されず残ったものが大腸へと送られます。
食べ物は約3時間から5時間で大腸までやってきます。

原典:Digestive system diagram en.svg ©Mariana Ruiz

原典:Digestive system diagram en.svg
©Mariana Ruiz

BENその2 便ってどうやってできるの?

先ほど、食べ物が消化吸収されるまでの過程を説明しましたが、大腸まで到達した食べ物は、その90%が水分なので、上行結腸、横行結腸、下行結腸へと通過する間に、水分がどんどん吸収されていきます。

そうすると、最後に未消化の食べ物が残ります。そこに古くなって剥がれ落ちた腸の粘膜や、分泌物、腸内細菌の残骸などがどんどん仲間入りをし、S状結腸で水分が抜き取られだんだん固まってきて便(BEN)の完成となります。

BENその3 数百億個の棲み家になっている大腸!?

大腸の中は、ありとあらゆる細菌が数百億個も住み着いています。
その中には主に善玉菌や悪玉菌と呼ばれているものが、その時の体調次第で増殖、分裂、死滅を繰り返して生活をしています。

菌の中には、食べ物の繊維質を分解して糖分を作るものもいれば、タンパク質を分解してアミノ酸に、脂質を分解して脂肪酸を作ったりしています。

とりわけ善玉菌と呼ばれているビフィズス菌は腸内菌の代表的なもので、ビタミンの生成やガンを防止したり腸内の環境を良好にする大きな役割を持っています。

S状結腸でできる便の3分の1は腸内で剥がれ落ちた粘膜や分泌物やそれら細菌の死骸です。

こうして口から入った食べ物は、食べ物にもよりますが30時間から120時間を掛けて直腸へと向かい、ある程度の量になると便意を起こし、排泄へと繋がります。

BENその4 食べ物はどうやって動いていくの?

口から入った食べ物は、口に入って噛んで飲み込むまでは自らの意志で行っていますが、食道に入ってから外に出てくるまでは、体にセットされた素晴らしい運動機能によって運ばれていきます。そう、まるでオートメーション化された食品工場のような仕組みです。
それを、律動的分節運動(りつどうてきぶんせつうんどう)と呼びます。この動きによって食べ物は消化吸収され、排出前の直腸まで送られます。
しかし、その直腸に便が長くとどまると、予想を超えた水分がドンドン吸収され便が硬くなっていき、そして便秘になります。
その便秘を放っておいて慢性的になってくると、様々な不調に見舞われます。

次回は便秘の原因をさぐっていきましょう。

この連載の担当は・・・

BENシリーズ 便秘ブスから快便美人になろう!
井上 千明
医学博士
健康管理士
健康カウンセラー
ホリスティックラボ主催

http://www.bontec.co.jp

結婚、出産育児、妻、母親そして企業家経営者という体験から、なにか社会の役に立ちたいという意識を強く持ち、現代人の健康と生活に密着した一番大事なものとしての、「水」に注目、美味しく安全なる水を消費者に送り出す。また心身を患う人びとへメディカルアドバイザーの立場から副作用の無いバイオテクノロジーによる薬用飲料の普及活動に携わる。現在は株式会社ボンテックでアドバイザーを務め、健康不安を感じる方からの電話相談を幅広く受けている。