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01月06日12時50分

ご近所トラブル(騒音偏その1)

お隣さんの話し声、歩く音、テレビやオーディオの音、車の音など、 ご近所さんの生活音が気になる!ご近所さんの騒音がうるさいんだけど!? という経験は、誰でもあるのではないでしょうか? それって、法律的にはどうなんでしょう?

ご近所さんの生活音(騒音)が気になるんですが・・・

「ご近所さんの生活音(騒音)が気になる」というご経験は、誰にもあると思います。
でも、「生活音」というのは、人によって受け取り方が違うので、その音が、全然気にならないという人もいれば、うるさくて仕方ない!という人もいます。
ですので、
「自分はうるさいと思うんだけど、これってどうなの?!」
というケースも多いと思います。
今回は、その「これってどうなの?!」を法律的に解説していきます。

大家さんに改善策を要求

アパートやマンションにお住まいの場合、他の住人の騒音について、大家さん(家主)にその騒音を出している住人に注意をしてもらい、それでも、騒音を出すのを止めてくれない場合には、その住人との賃貸借契約を解除してもらい、出て行ってもらうという方法があります。
賃貸借契約を解除してもらうというのは、なかなか大それた要求に感じられますが、大家さんとしても、一人の住人のせいで、他の住人が出て行くというようなことになれば、困りますし、その後も、騒音を出す住人がいると、物件の借り手がいなくなってしまいます。
ですので、大家さんにとっても、決して他人ごとではなく、しっかりと対応していく必要があります。

迷惑行為(騒音)を原因とする家主からの契約解除

住まいというのは、人間が生きていく上で重要なものですから、賃借人(住人)の住まいを借りる権利というのは、比較的強く保護されています。
そのため、一般的に、大家さん(家主)から賃貸借契約を解除するというのは難しく、契約を解除するには、「正当な理由」が必要です。

騒音を出している住人に対する契約解除については、次の2つの解除原因(正当な理由)が考えられます。

①迷惑行為禁止特約違反
②用法遵守義務違反

また、上記の解除原因に加え、 「賃貸人(家主)と賃借人(住人)との間で、賃貸借契約を継続するための信頼関係が壊れてしまっている」ということも契約解除の要件になります。 

 

(次回へ続く)
次回は、上記の2つの解除原因(正当な理由)のうち、①迷惑行為禁止特約違反による契約解除について、解説します。

このコラムの担当は

司法書士 森高 悠太

司法書士もりたか法務事務所
〒564-0062
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Tel 06-6310-1707